【鬼滅の刃】鬼を以て鬼を制す 弐

九十三話:手合わせ2 ページ49

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格闘を続けて数十分

流石に、お互い息が切れてきた


そして、まだ速く動けるAが
錆兎の足を払い、体勢を崩した錆兎を
押さえ込むように地面に倒し、上に乗る


Aは体重をかけて押さえ込むが...

所詮男と女、体格も力も体重も男の方が上だ



錆「この程度か？軽いなっ」

『...へぇ』



Aはニヤリと笑ってスウッと息を吸って吐く

その瞬間拘束する力が強まる


体が、肺が圧迫される

足を使い、体をよじり力一杯抵抗する
激しく動き、抵抗したせいで
隊服の釦が弾け飛ぶ



錆(くそっ、こんなんで降参とか
格好がつかない)




互いにヒートアップした状態で
なんとか拘束から抜けようと
隙を作ろうとする


自分だけ、いかにも攻撃受けましたと
言わんばかりにボロボロで前が開いた隊服

一方Aは汚れてはいるものの
自分よりは乱れていないことに気付く



そこからの行動は早かった
Aの胸ぐらを掴みビリッと隊服を破く
釦が飛び散り前が開く

これでお前も隠に怒られればいい
と錆兎は思う



『...！？』


予想外だったのか目を見開くA

少しだけ力が弱まったのを見計らって
Aの肩を掴み、ぐるんと体を反転させる



立場は変わり錆兎が上、Aが下になり
錆兎が有利な状態となった

Aが抵抗するがそれを押さえるように
体重をかけ、両手を片手で拘束する




息を切らし、顔を紅潮させて錆兎が言う


錆「はっ、どうだ？これで勝っ...、ｯ！？」

『...ｯはーっ、はあｯ...っ』




そこで錆兎が気付く

これ、かなりマズイのでは？と



目の前には息を切らして肩を上下させながら
顔を紅潮させるA
その表情が色っぽいと感じた

髪は乱れ、隊服も前が大きく開いて
白く細い首と程よい大きさの胸が
見えそうになっている


加えて自分も息を切らし、乱れた隊服で
顔を赤くしてAの上に乗り組み敷く様な
この状態は＿＿＿






まるで情を交わしている様ではないかと



錆「Aっ、すまない、今...」

真「ねえ錆兎、Aに何してるの？」




錆兎が急いでAの上から退こうとした時
にっこりと笑った真菰が現れた



真「まさか、弟弟子の前でAを
襲おうとしてた、なんて言わないよね？」

錆「いや、違っ...これはだな」


真「(ﾆｯｺﾘ)」






この後、錆兎は真菰によりしばかれました


炭治郎は途中から顔を赤くしながら
真菰を呼びにいきました


A？油断したなーぐらいしか
思ってません←

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