五十七話:相談 ページ12
Aside
『まぁとにかく、上弦の弐見つけ出そうとか
馬鹿な事するんじゃないよ?
今の二人じゃ返り討ちにあいそうだから』
と、少し顔を曇らせる
実弥と小芭内はすぐ、それに気付く
Aに会う前に大体の話は聞いた
.
回想
実「上弦の鬼と遭遇したってェ?」
伊「聞いてないぞ、胡蝶」
し「だからここにお二人を呼んだんですよ
上弦の弐と、Aさんと姉が遭遇___
逃がしたものの、なんとか生きて戻ってくる事が
出来ました
ですが、姉は瀕死の重傷を負わされ
Aさんはその事を自分のせいだと
思い詰めてます」
実「...一命は取りとめたのか?」
し「えぇ、Aさんがいち早く運んでくれた
お陰で姉は助かりました
...Aさんはいつも1人で抱え込んで
しまいます、友人であるお二人に
Aさんを元気付けて貰いたくて
呼びました。私は生憎、姉や隊士の治療で
忙しいので___」
伊「そういう事か、Aの為なら
力を尽くそう」
実「そういや、あいつの家族とか言ってる
冨岡と鱗滝はどうしたんだァ?」
し「あのお二人はそれぞれ遠方に任務で
出かけているため、今は不在なんですよ」
実「わかった、行くぞ伊黒」
伊「ああ」
そう言って退室しようとした二人にしのぶが言う
し「そうだお二人共、あの二人が居ないからって
Aさんに手を出したら
私が許しませんからね?
もし手を出した場合は__わかってますね?」
実/伊「「......」」
満面の笑みを浮かべてそう言ったのだった
.
Aが静かに言う
『本当に情けなくてさ...
私にもっと力があればカナエさんを守りきれた
かもしれなかったのに___
しのぶには自分のせいにするなって
怒られたんだけど、どうしてもね...』
実/伊「「...」」
二人は黙ってAの話を聞いた
『いっその事、私がかわりに攻撃受ければ
良かったんだよなぁ
私なら肺を切られても血鬼術吸っても
どうせ治るんだから
人間は___簡単に傷が治らないんだから
カナエさんの傷が私に移ればいいのになぁ』
そう言うと、ポンッと頭に手を乗せられた
『...!実弥?』
実「それは違うだろォ
いくら傷が治るって言ってもなァ
痛いのにかわりはないだろ?」
伊「そう言って今までも他の隊士を庇った事が
あっただろう、もっと自分を大事にしろ」
『小芭内...』
私は、なんと言葉を返せばいいのかが
わからなかった
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来羅(プロフ) - 璘さん» ありがとうございます!無惨様は無惨様だから(は?)夢主と会って多分痛い目見ると思いますよ!諦めるかどうかは微妙な所ですけど(^_^;) (2019年12月1日 12時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
璘 - 楽しく読ませて頂いております!夢主を鬼にしようとか無惨アホだなぁと思いながら見てます。無惨の事だから嘗めて掛かると思うので痛い目に遭って諦めて欲しいです。更新頑張って下さい(*´ω`*) (2019年11月30日 22時) (レス) id: c098776017 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 十六夜さん» ありがとうございます!応援すごく嬉しいです!がんばります! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - すごくよかったです!これからも応援してます!! (2019年11月24日 17時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 黒豆粉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年11月23日 15時) (レス) id: 6a0971bec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年11月16日 18時