【鬼滅の刃】鬼を以て鬼を制す

二十八話:次の任務の内容 ページ31

Aside




翌日

朝方、私は任務地へ向かう為に準備をし
宿を出ようとしていた


その前に、「任務に行ってくるよ」と
義勇と錆兎に知らせるために

寝ているという事を予想し
置き手紙を書いて二人の部屋に
気付かれないようにそっと置いてきた




手紙の内容は＿＿＿


任務に行ってくるね

二人はゆっくり休んでね
休暇が出来たらまた連絡するね


って感じの事を書いた



ついでに

「昨日みたいな事は、好きな子にやりなよ？」

と、からかうような一文を最後に書いた







宿を出て、そして町を出る
任務地へ向かう途中で鴉に聞く



『次の任務の内容は？』


架「南ノ村トソノ付近ノ村デ
人ガ沢山消エテイル！！
他ノ隊士ガ向カッタガ全員行方不明ノ状態
十二鬼月デアル可能性ガアル！！」

『...十二鬼月ねぇ』



ここ数ヵ月でいくつか十二鬼月についての
話を耳にした事があった


十二鬼月は鬼舞辻直属の配下で
他の鬼とは比べ物にならないぐらい強いらしく
上の階級の隊士や経験を積んだ隊士でも
負ける事がある程らしい

そして、十二鬼月は目に数字が刻まれているのが
特徴らしい



『どれくらい強いんだろ
首さえ切れば一発だけど
血鬼術が厄介そうだなぁ...』

身体能力がそれほどなくても
血鬼術のせいで苦戦を強いられる事が
たまにあった




『あ〜もし死んだらどうしよ
まあ、簡単に死ぬつもりないけど』


なんてぼやきながら歩く






鴉のいってた通り、任務地まではかなり距離が
あるらしく、途中途中町などに寄って
休みながら任務地へと向かった









.









おまけ




Aが宿を出た後
起きて、置き手紙を読んだ二人


最初は、もう任務に行ったのか
と思って読んでいたのだが

最後の一文を見て
二人してため息をつく




錆「鈍感...」
義「好きな子って...はあ...」


義/錆((Aだから気にかけるんだよ))

と心の中で呟く



義「この感じ、全然意識してないよね」
錆「...まあ、Aの俺達の認識は
“家族”だからな...」


そこで再び大きくため息をつく二人





義「次会えるのいつかな」
錆「結構忙しいからな...」



すると義勇が少し表情を暗くした


義「A、大丈夫だよね？」
錆「ああ、大丈夫だろう
悔しいが俺達よりAの方が強い」

義「そう、だよね
けど...なんか嫌な予感がするんだ」

錆「...大丈夫だ」





二人は少しだけ落ち着かない気持ちになりながら
次会える時を待ち望んだ

二十九話:戦闘→←二十七話:余計なお世話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す