【鬼滅の刃】鬼を以て鬼を制す

三十五話:休養 ページ38

Aside





その後、二人から話を聞いた

どうやらここは藤の花の家紋の家らしい


錆「鴉から指令が入ったんだ、昨日の昼頃に
Aと同じ南の村に向かえって
それで義勇と一緒に向かったんだ」

義「それで、向かっている途中で
Aが下弦の弍と戦っているって聞いて
急いで向かったらもう戦いが終わった後で...
Aが倒れてて...」

『あぁ...なるほど』


錆「納得するな！
すごく心配したんだぞ！
全然傷負ってないと思ったら
毒で死にかけてるし！
ほぼ無傷で十二鬼月を倒したのは褒めるが！」

『...』

義「見つけたとき凄く体熱くて
血も吐いて苦しそうにしててさ...
その後来た隠の人達から解毒剤を貰って飲ませて
近くにあった藤の花の家紋の家で休ませて
貰ったんだよ」



申し訳ない...

毒で意識なかったとはいえ
ここまで迷惑かけるとは...


『そっか、心配かけてごめんね二人共』

そう言いながら二人の頭を撫でる


すると二人に子供扱いするなと怒られた






理不尽






すると私の鴉、架韻が頭に乗っかってきた



架「心配シタゾ！俺ノ寿命縮メル気カァァ！」

『ごめん...』


架「俺ガコノ二人ヲ連レテコナカッタラ
死ンデタカモシレナカッタゾ！」

『(別に鬼が毒を代謝するから死なないけど)』


架「マア、下弦ノ鬼ヲ倒シタ上二
捕ワレタ人達ヲ全員救ッタノハヨクヤッタナ」

『なんか上から目線だなぁ』



架「別二イイダロウ！
アト、体調ガ良クナルマデ休養セヨ！
最低一週間！二人ハAガ訓練トカ
シナイヨウニ見張リヲシロォォ！」

『え、一週間？体鈍るじゃん』




そう言うと二人がため息をつく


錆「そういう所だぞ、A」

義「ちゃんと休まないと
俺と錆兎が説教するけど...
それでも訓練する？」


『休ませて頂きます』





義勇と錆兎に説教されるのは嫌だ

義勇...脅すなんて卑怯だぞ

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