二十六話:男 ページ29
Aside
その後、夕方だったので私達は宿に移動して
途中で寄った甘味処で買った和菓子を
食べながら雑談してた
ちなみに私は義勇と錆兎の部屋にお邪魔して
好物のわらび餅を頬張っていた
『ん〜!わらび餅美味しい!』
錆「それ何個目だ?」
『まだ4個しか食べてないよ?』
義/錆「「...」」
『そういえば、2人共任務は順調?』
錆「ああ、今のところはな」
義「この前階級上がったんだよ」
『よかったね!私もね今のところ順調に
任務達成出来てるんだ〜』
錆「よかったな」
義「Aの今の階級は?」
『ん?階級?
____階級を示せ』
そう言うと、手の甲に文字が浮かび上がる
義「庚!?すごいね、A」
錆「俺達の1個上だな」
『ってことは辛かー
でも、入隊して数ヶ月でここまで昇格って
私達すごいね』
義「そうだね」
錆「自分で言うなよ...」
錆兎に苦笑された
だが、表情は楽しそうだったので
私達もつられて笑う
わらび餅を食べ終えて
ここ数ヵ月の事を話す
『そういえば、ここ数ヶ月
色んな人とも会ったなぁ
任務で一緒になった人とは大体仲良くなって』
そこで2人の表情が変わった
錆「それって男か?」
『え?まあ、大半は男だけど
女の子も居たよ?』
義「大丈夫だった?
何か変なことされてない?」
『大丈夫だよ
それに変なことされそうになったら
殴るなり蹴るなりして守るし
正当防衛なら隊律違反にならないでしょ』
義/錆「「はあ...」」
私がそう言うと、盛大にため息をつかれた
『え?何...』
錆「Aは何もわかってないな」
義「Aは女の子なんだから
もう少し気を付けないと」
そう言って距離を詰められる
『え?』
錆「今だって、簡単に男の部屋に入り込んで」
義「こんな足が見える隊服着て...」
義/錆「「無防備にも程がある」」
少し声を低くして言われる
『...これって説教される感じ?』
すると、場違いな発言だったのか
再び2人に大きくため息をつかれた
少し困惑していると、2人にガシッと
手首を掴まれた
『ん?え?』
困惑の声しか出ない
錆「本当に何もわかってないなAは」
義「男を軽く見てると痛い目合うよ」
と言われ、グッと力を入れられて
後ろに倒れそうになる
まずい、これはまずい
勘がそう言ってる
なんか、いけない空気になってる
『ちょっ、待っ___』
するとその時
「カァァ!カァァ!」
鴉の声に3人してビクリと体を震わせて驚く
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ぴーふふる - すみません💦今いましたね! (2022年10月12日 14時) (レス) @page10 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーふふる - 真菰ちゃんは!? (2022年10月12日 14時) (レス) @page9 id: 97d1a84e27 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ - 終命ノ夜ってなんで読むんですか? (2020年5月30日 13時) (レス) id: 9ee991fc40 (このIDを非表示/違反報告)
スモークサーモン - ぱすてーる@YouTube部 所属さん» 17話やるせないであってますよ 許せないだと、何が許せないになるんですか? (2020年4月26日 20時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
あーるぐれい。(プロフ) - とても面白い作品ですね!でも1つ訂正が…。四十一話の「役不足」と言う言葉ですが、その仕事・役割が自分の力量に足りないという意味なので、この場合は「力不足」(その仕事・役割に対して自分の力量が足りない)と言う方が正解です!細かくてすみません…。 (2020年3月18日 0時) (レス) id: 86f01c478d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来羅 | 作成日時:2019年10月27日 1時