44話:家族 ページ45
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この雨の中、傘もささずにずぶ濡れになったイザナがいた
その顔は何処か虚ろで、けれど此方を認識した瞬間に
怒りの表情に変わった
そして一気に距離を詰めてきたかと思えば
思いっきり真一郎を殴り飛ばした
突然の事に雪も一瞬反応が遅れてしまって＿＿＿
持っていた傘を手から離して
倒れた真一郎の側についてイザナを見た
『イザナ！？何やってンの！！』
イザナ「うるせぇ！！雪には関係ねェだろ！！
部外者は黙ってろ！！」
『あ"？』
思わずドスの聞いた声が出てしまった
真一郎は雪に支えられながら立ち上がる
イザナは怒声を上げる
イザナ「オイ、真一郎
よくもオレを騙したな！！母さんから聞いたよ！！
オレはお前らと1滴も血が繋がってない他人だってな！！」
『え...？』
知らなかった＿＿＿
確かにイザナやエマは外人の血が入ってると
見た目でわかっていたが
父親は同じで腹違いなだけだと思っていた
雪は真一郎を見た
イザナ「知ってたんだろ真一郎！！
なんで黙ってた！！」
真一郎「あぁ、気付いてたよ
でもそんな事どうでもいいだろ？」
イザナ「どうでもいいだと！？
一番大事な事だろ！！？」
振り続ける雨が3人の体を濡らしていく
“家族は、兄弟は血の繋がりが全て”だと言うイザナに
真一郎は言う
真一郎「...なんでだよイザナ
血の繋がりなんてなくたってオレとお前はなんにも
変わんねぇハズだろ！？」
イザナ「うるせぇぇ！！
なんでオレの前に現れた？」
イザナはずっと怒ったような、そして泣きそうな顔をしていた
そして次の瞬間、その紫色の瞳から涙が零れ落ちた
イザナ「はじめっから孤独なら耐えられた
オマエにわかるか？真一郎
あると思ってた幸せが...
ある日突然奪われた地獄が...っ！！！」
イザナは再び真一郎に殴りかかった
真一郎は、「真実を教えずに黙っていた事で傷付けてしまった
いくら殴られても仕方ない」と、イザナの気が済むまで
黙って殴られようと思っていた
けれど、イザナの拳は真一郎に届く前に止まった
雪が2人の間に入って、拳を腕でガードしたから
見慣れた“白”が目の前に急に入ってきて
2人は目を見開いた
『ぅ"...っ』
あまりの重い衝撃と鈍痛にふらつく
殴られたのは腕の筈なのに、とても胸が痛かった
イザナ「雪、お前も真一郎の味方をするのか...！？」
『味方とか、敵とか、そういう話をしたいンじゃない』
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鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» 東卍創立は、黒龍ですしね……ようやく、ドラケンやタカちゃん、一虎達と会える！！どうなるか楽しみです！ (2023年1月25日 20時) (
レス) @page41 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» 夢主に怒られるのは、クリスマスのあれですしね。その時に、ココも一緒に怒られますね…しば家の騒動だし…原作はどうなるか楽しみです (2023年1月25日 19時) (レス) id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» イヌピーは数年後に夢主ちゃんに怒られる未来が待ってますね！多分イザナも怒られます！これから東卍結成の話に持っていくので更新をお待ち下さい！！ (2023年1月25日 18時) (レス) @page1 id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 来羅さん» イザナに話したかぁ……黒龍の8代目ってなら、イヌピーもついてくやん！そして、9代目の黒龍と東卍の対戦… (2023年1月25日 15時) (レス) @page39 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
来羅(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» コメありがとうございます！楽しみにして下さり嬉しいです！イザナとの絡みはこれから数話に渡って書いてく予定です！ (2023年1月24日 20時) (レス) @page36 id: b52bee30b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来羅 | 作成日時：2023年1月19日 20時
