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10.境【剛】 ページ10
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チャイムが鳴って玄関を開けると彼女がいた。
剛「どうぞ」
『…』
彼女が家にきたが、することは至って普通だ。
一緒にご飯食べて、お風呂に入って、寝て…
剛「今日、出かけようか」
『え…』
案の定、彼女は嫌そうな顔をした。
剛「ね?」
『でも…』
剛「はい。準備してー」
『…』
無理矢理準備をさせ外に出る。
剛「どこ行こっか?とりあえず昼飯食う?」
『…』
俯いて少し離れて歩く彼女。
剛「…」
『…っ』
手を掴み横に並ぶ。
『…剛くん、、手、』
剛「何食べたい?」
『手、離して…』
剛「…どこ行こうか」
手を握る力を強める。
『っ…』
剛「…パスタにしよっか」
『…』
ずっと大人しい彼女。
今日が終わりに向かうなんて、知らないだろう。
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作者名:まとい | 作成日時:2020年12月15日 2時