ヒトメボレ (ページ5)

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05.お泊りページ5

*

『じゃぁいってきます』

源「気をつけて。明日帰ってくるんだよね」

『うん。源ちゃんも今日お仕事遅くなるんでしょ？頑張ってね』

源「うん」

今日は学生時代からの友達の家に泊まりに行く。

お昼頃家を出て友人宅に向かい談笑していた。

「てかやっと発表したねー。星野さん」

『んふふ』

「幸せオーラダダ漏れ」

『幸せだよー』

「その幸せ分けろー！」

『あはは』

学生時代のノリで話していると、友人のスマホが鳴った。

「…え」

『どうしたの？』

「お父さんが事故で入院したって」

『え？』

「ごめん、行かなきゃ」

『あ、うん』

「ごめん、お泊りまた今度ね！」

『大丈夫。またね』

友人の急用で宿泊がなくなった。

帰りながら源ちゃんに連絡しようとした時、声をかけられた。

剛「Aちゃん」

『あ、剛くん。最近良く会うね』

剛「そうだねー。今日はどうしたの？」

『友達の家にお泊りのはずだったんだけど、友達が急用ができちゃって帰るとこ』

剛「ふーん…。よかったら送っていこうか？」

『え？』

剛「近くに車停めてるからさ」

『んーでもいいの？』

剛「いいよ！行こう」

そう言って車に向かい乗り込んだ。

剛「…あ。なんか飲む？そこのカフェでなんか買ってくるよ」

『え、えっと…じゃぁ、ミルクティー』

剛「おっけー」

*