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次の日の朝。
『…いま何時…？』
窓からの明るい日差しが眩しくて目を覚ます。
スマホを見れば起床時間の30分前だった。まだみんなぐっすり眠っている。
＿＿…いや、一人起きてる。
「お、A！早起きだな」
ドアが急に空いたと思ったら、西谷が飲み物を持って入ってきた。
『おはよう…もう起きてたの？そっちこそ早起きじゃん』
「もう目ぇ覚めちゃったんだよ」
他の人が起きない程度に小声で話す。あ、そういえば、と思って、
『トスの調子どう？』
「ん〜…まだ噛み合わないんだよな…」
こうっ、と真似をして見せてくる。
西谷も東峰さんも一年コンビも、みんな昨日遅くまで何かしら練習してたっけ。
西谷と話していたら、あっという間に起床時間になった。
カーテンを開けると光が差し込む。それに合わせて西谷が声をかける。
「朝ですよ！起きてください！！」
朝っぱらから大きな声と、眩しい光を浴びて、みんなが呻く。
着替えて食堂に行けば、すでに朝食の準備ができていた。
「ふぁあ……あ、おはようございますAさん！」
『お、日向くん。おはよう』
大きな声で挨拶をされる。
朝から元気だな。さっき灰羽くんにもハイテンションで声をかけられた。どこも一年はそうなのだろうか。
『よく眠れた？』
「はい！もうぐっすり！今日も頑張ります！」
じゃあ！と言ってご飯を盛りに行った。
…え、何あの量。日本昔ばなし…？？
『よく食べるなぁ〜…若いってすごい』
「何言ってんだ、一個しか年変わんねぇだろ！」
「そうだぞ！
…あっ、月島ァ！！もっと食え！もたねぇぞ！！」
騒がしいなと思っていれば、次は月島くんに矛先が向いた。
お得意の煽りでうまく交わしている。落ち着いている一年もいたんだな。
合宿二日目の試合でも、烏野はきれいに負け越していた。
「GO!!」
もう何度目かわからない坂道ダッシュが終わり、膝に手をついて息を整える。
水分をとって少し休憩したら、また次の試合に入る。
この合宿の中で一番弱い烏野はほぼ一日中それの繰り返しだった。
「よし、これで今日は終わりだ！ストレッチしっかりしろよ〜！」
澤村さんが手をパンパン、と叩いて、今日の試合の終わりを告げた。
直後バタッと寝転がる。天井を仰いでぼーっとしていると、顔に陰がかかった。
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
