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こっから現在に戻ります
『…はあっ…はあっ…』
走ったせいで乱れた呼吸を整える。
すう、はあ、と落ち着いて深呼吸をすると、涙はいつの間にか止まっていた。
やってしまった勢いで走って飛び出してきたはいいものの、さて、ここはどこだ。
体育館が近くにあるし、敷地内だろうけど。
壁を見つけてその場にゆっくりとうずくまる。
『ああぁ……』
やっちまった。何してんだほんとに。
急にいなくなったら困るよな、俺だって困るもん。
しかも先輩の胸ぐら掴んで…
思い出せばだすほど酷いことをした。
どうやって謝ろう。いやまずのこのことあそこに戻っていいのか。
はぁ、とため息が溢れる。
無理だ、戻れない。
近くの体育館の外壁にもたれかかり、腰を下ろした。
そうやってる間に、多分眠くなったんだと思う。
「…い、おーい！」
…？誰かいる…？
やべ、寝てた、と急いで顔をあげる。
「スズチャン！」
『っ、えっ？』
目があって思わず動きを止める。
その声の主は驚いたことに、黒尾さんだった。
「こんなとこで寝たら風邪引くでしょーよ」
『う、あ、はい、そっすね』
思ってたより黒尾さん気にしてない…？
様子をうかがいながら、気まずくて目をそらす。
もどろう、と思って腰を上げようとしたら、隣にどっこいしょと座った黒尾さん。
……え…？すわるの………？？
ますます意味が分からない。
そんな気まずい空気を先に破ったのは黒尾さんだった。
「…あー、その、悪かったな、気に障るようなこと言って」
『…ぅえ！？
いやいやいや、俺こそすみませんでした…感情に任せて、胸ぐら掴んで叫んでしまって…』
怪我してませんか、と聞けば、笑って大丈夫と返される。
「スズチャンさ、中学校まで東京にいたんだろ？もしかして怒所だったりする？」
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
