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「ミミズクじゃなくてフクロウじゃないですか？」
「いーや、見た目は確かにミミズクだよな」
黒尾さん…と、梟谷の人がのってきた。敬語ってことは2年生かな。
「どっちでもない！俺は木兎光太郎だ！！」
『…あぁ、あの木兎さんか…！』
名前を言われてハッと気づく。あの五本指に入るエースだったのか。
「で、どう？ちょっと跳んでかない？」
『ブロックだけなら全然いいですよ。食堂閉まる前に終わるんだったら』
「善処する！」
「そこは約束しましょうよ木兎さん」
全国五本指のエースとブロック練習できるならむしろお願いしたいくらいだ。立ち寄ってみてよかった。
あと絶対この人木兎さんの扱いなれてそう。
「赤葦京治です。セッターです」
『あ、鈴鳴Aです、ミドルやってます。2年生ですよね？赤葦くんでもいいですか』
「うん、俺も鈴鳴って呼ぶね」
ふふっと笑って、なんとなく握手をした。
赤葦くんが上げたトスを木兎さんが打って、それを黒尾さんと俺でブロックするらしい。
「ヘイヘーイ！いーぞーあかーしー！！」
合図が出されて自主練が始まる。
ダンっと重い音がして床におちる。一本目は手をかすっただけだった。
「もう一本！」
二本目は手に当たる。だけど勢いが強くて吹き飛ばされた。
もっと手を前にしなきゃ、力を入れなければ。
木兎さんの視線を追え。さっきの練習試合みたいに止めてやる。
キュキュッと助走の音が鳴り、ここだ、と跳ぶ。
ストレートは締めた。視線がクロスに動く。
ドッと打った瞬間、クロスのコースに腕を合わせる。
重い衝撃が手にビリビリと走って、相手コートにボールが落ちた。
『っしゃあ！』
「あ゛ーっ！くっそ！」
何本目がわからないけど、やっと止めれた。
悔しそうにしてる木兎さんとちょっと驚いてる黒尾さんと赤葦くんをみてにやける。
試合中も何度か止めはしたけどやっぱ嬉しい。
「もっかい！もう一本！！」
『！はい！』
バッと振り向いて、人差し指を立てる木兎さんに力強くうなずく。
楽しい。めっちゃ楽しい。
「もう一本！」
…たのしい、けど。
「もういっぽーォン！！」
『…っはぁ、はぁっ…な、ナイスキー…』
…どこが”ちょっと“だよこのやろう…
心の中で文句を言う。
もう何回跳んだか分かんない。
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
