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sgi side
いきなり起きた発作に、伊沢、福良、河村が対応してくれた。
「ゴホッ、はあ…ゴホ、ごめん…迷惑、かけて」
発作は治まったけどまだ怠い体は言うことを聞かず、床に座り込んでしまう。
「迷惑なんかじゃないですよ。 顔色悪いです、仮眠室いきましょう!」
伊沢の声、安心するなあ。福良もすごいてきぱき動いてくれる。河村は冷静に助けてくれた。
仮眠室についたとき、一気に力が抜けて、ベッドに倒れこむ。
それほどまでに疲れていたのだろうか、俺はすぐに眠りについてしまった。
izw side
相当無理していたのか、ベッドにつくとすぐに眠ってしまった。
気づかなかった。今まで一度も喘息なんて話、聞いたことなかった。それほど、頼りなかっただろうか。
「年上だけど、起きたら説教、かな」
福良さんと同意見だ。後できっちり話を聞かないと。
それから一時間ほどして、須貝さんの目が覚めた。
「ん…」
『あ、須貝さん起きました? とりあえず熱計りましょう』
はい、と体温計を手渡す。電子音がなって返ってきたものには、36.8度の文字が。
『微熱…ですね。安静にしてれば大丈夫そうですね』
よかった、そこまでひどくはならなそうだ。
すると、後ろから何か黒いものが近づいてくる感じがした。
「須貝さん?」
完全に油断しきっていた須貝さんの肩がビクッと跳ねる。
「何で喘息のこと言ってくれなかったんですか?」
「あ、いや…えーと、その…」
あふれでる怒りと心配の感情が混じり、オーラのようなものをまとっている。
ここは福良さんに任せておけば大丈夫かな。
「迷惑かけたくなかったし…最近はほとんど発作出てなかったから大丈夫かなって…」
「迷惑なわけ無いじゃないですか! 心配したんですよ、いきなり倒れるから。それに発作が出てなかったからって安心して言い訳じゃ…」
この調子だとまだまだ続きそうだな…河村と目を合わせて、そうっと仮眠室から出ていった。
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ENSAN(プロフ) - みーさん» リクエストありがとうございます!二つもいただけるとは、本当に嬉しいです!まだ色々たまっていて消化が追い付いていませんが、必ず書かせていただきます! (2020年10月4日 23時) (レス) id: 08a3edfd2d (このIDを非表示/違反報告)
みー - 色々リクエストしちゃってすみません!受験勉強で大変だと思うので、時間がある時で大丈夫です!どのお話も素敵だなと思うので、これからも自分のペースで頑張ってください!楽しみにしています! (2020年10月4日 12時) (レス) id: b9cec3c8e4 (このIDを非表示/違反報告)
みー - があると嬉しいです。無理のない程度で徐々に距離を縮めていき最終的には元の生活を少しずつ取り返し始めたような話がみたいです。看病役はなるべくみんなが出てほしいですがメインは特に指定ないです。 (2020年10月4日 11時) (レス) id: b9cec3c8e4 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 2つ目に男性恐怖症に陥る話がみたいです。きっかけは夜道で襲われたなど何でもいいです。頑張って事務所に行っても初めはメンバーを見ると(悪い人じゃないと頭では分かっていても)恐怖で発作や震えを起こして疲れ果て、周りの皆も救えずどうすればいいか悩む描写 (2020年10月4日 11時) (レス) id: b9cec3c8e4 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 1つ目にwtnbくんが嘔吐恐怖症に陥る話がみたいです!人前だと吐きたくても吐けなくて辛くて泣いちゃう描写と苦しそうにしてる彼の為に無理やり吐かせて助けてあげる描写があると嬉しいです。看病役はizwさん希望です! (2020年10月4日 11時) (レス) id: b9cec3c8e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天崎 | 作成日時:2020年9月10日 22時