【歌い手】はじめまして私をよく知る皆さん

２１話 ページ22

sideそらる


残されたのは俺とまふと優佳

｢まふ、帰るぞ｣

ま｢は、はい｣


優佳を悪。頭がもうそう判断してしまった俺と違いまふはまだ気にしているのだろうか


チラチラと泣き崩れるてしまった優佳を振り返っている


俺の車に乗りこむとそんな考え無駄だったかのようにまふが言う


ま｢いい気味だと思いますよ。彼女｣

｢優佳か？｣

ま｢いいえ。詩姫の方｣


なっ！？

何を言っているんだ？


どう考えても被害者は詩姫で嘘つきが優佳だったろ

そして、いい気味だと言われるような状況にあったのはゆうか……



ま｢気絶しちゃってw｣



あぁ、詩姫も言われるかもしれない

悪魔のように笑うその顔はいつものまふに見えない




ま｢なんでって顔ですよねそらるさん。よく考えてください。優佳にあれだけ酷いことをした詩姫ですよ。今更正当なことをするはずないじゃないですか｣




つまり……まふの言いたいことは…





ま｢あの絵、逆だと思うんです。実際今回のグッズの案を描いてきたのも優佳ですし。96ちゃんを脅しでもしてんでしょう｣



詩姫が嘘を吐いているということ





違う


そうは言えない

何故なんだろう あんなに嫌っていたのに

こんなにあっさり信じた

嘘という可能性すら疑わなかった


何故






違う



分かってる



自分が本当は詩姫を信じたいってけど、証拠がなかった



詩姫を信じれる証拠が



俺が足りないと思っていたのはこれだったんだ





それを知ることが出来た


でも、どうすればいいかが分からない




まふの言うとうりかもしれない





ま｢だから、詩姫に仕返ししませんか？｣


本当はしたくない

でも、ノーと言える雰囲気でも無い


｢いいよ…｣









ごめん__詩姫

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