35話 ちびっこの争いは… ページ37
それから私たちは
食べきれるか不安だった
大量のお菓子を完食し
トランプやテレビゲームなどで遊んだ。
思いのほか盛り上がって、とても楽しかった。
沢田がゲーム得意なのは意外!
そんな中──…
「おい、アホ牛。そこはオレの定位置だぞ」
膝の上で私に抱きしめられているランボ君に
リボーン君が銃口を向けた。
危ない!危ないっ!!
「違うもんね〜!
Aはオレっちの愛人だから
ここはランボさんの場所だもんねー!!」
ランボ君も負けじと私にしがみついてきて
もー可愛すぎっ!!!
そしてそれから2人で私の膝の上を奪い合う。
私としては両方抱きしめたいけど
……どうすればいいんだろ?
「ちょ…お前らっ!
Aちゃんが困ってるだろ!?
(羨ましい……今だけ小さくなりたい…!)」
そこへ沢田が止めに入るが、
ちびっ子たちの争いは
ヒートアップしていくばかりで──…
「ちね(死ね)リボーン!!」
ランボ君がリボーン君めがけて
手榴弾を投げた。
こら、ランボ君っ!!
先に手(武器だけど)を出す方が悪いんだぞ!
しかし──…
「お前がな」
それはバットに変形したレオンによって
全部打ち返された。
────ドカーンッ!!
「ぐぴゃっ!!」
「ら、ランボ君…!大丈夫!?」
……じゃないよな。
だって手榴弾をモロに食らったんだから。
「が・ま・ん……うわあああああ〜〜!!!」
あー…泣いちゃった…。
って、えっ?
泣くぐらいで済むの!?
すると──…
泣きながらランボ君はどこからか
バズーカを取り出して自分に向けている。
「ランボ君、早まらないで!!
そんな小さいうちから思い詰めて……っ」
「いや違うーーっ!!!……Aちゃん、
あれはその…ケガとかしないから大丈夫だよ」
沢田はすかさず私にツッコんだ。
安全なら、いっか…?
────ドカンッ!
モクモク…モクモク…
…モクモク…モクモク…
「ケホッケホッ!!…………………え…?」
煙の中にいたのは――………
牛柄のシャツを着たゆるふわパーマの
オシャレなお兄さんだった。
ランボ君はどこーーー!?
「あ、貴女は親愛なる若きAさんっ!」
「はい?」
ポカンと口を開いたまま
そのお兄さんを見上げていると
彼は私の手を握って、ひざまづいた。
「お会いしたかったですーっ!!」
**********
続く
ラッキーポイズンクッキング ←何がラッキー!?Σ(=□=;)byツナ
溶解さくらもち☆ さあ、今こそ扉を飛び出そう!
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トリップしたいお年頃の腐女子♪ - この夢小説面白いです!これって京子の成り代わり的な感じですか?まだ見てる途中なので間違ってたらすみません(´Д` ) (2014年4月26日 22時) (レス) id: ff0ceaa11e (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 空町琥珀さん» ありがとうございますっ!! (2013年8月11日 22時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - とても面白いです!!応援してます♪( ´▽`)頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - ユキジュニアさん» それは嬉しいですっ♪お名前までなんだかテレちゃいますね…/// (2013年8月3日 0時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
ユキジュニア - 亜紀野ユキ先生!大好きです(^o^)毎回ドキドキしちゃってます(--;) (2013年7月31日 7時) (レス) id: 681eb4a51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜紀野ユキ | 作成日時:2012年12月27日 14時