２９話 話しかけた目的は… ページ31
Aside
平静を装っていたけど
今日はほんとに驚きの連続だった…。
マフィアや殺し屋なんて
一般人の私にとっては夢物語だし、
人一倍穏和な沢田が
その次期ボスだとは到底思えない…。
だけど──……
なんとなくビアンキさんが
嘘をついているとも思えない。
だいたい、あの可愛いリボーン君が
愛人持ちの一流の殺し屋ってことも
なんだかなぁ……
「沢田君っ！」
私は放課後、彼女の発言の
真偽を確かめるために沢田に声をかけた。
「Aちゃん………どうしたのぉ…？
(食べたかったAちゃんのおにぎり…)」
や…ヤバい！
沢田のテンションがいつもの数倍低いぞ…っ！
昼間にリボーン君におにぎりの味を褒められて
つい沢田を放置しちゃったからなのか？！
「あ…あの！…えーっと……こ、今度…
また沢田君の家に遊びに行ってもいい？」
動揺のあまり、うっかり
まったく関係ない話題をふってしまった…！
山本＆獄寺 (((ピクッ)なんだと…！！？
つーか今如月…“また”って言ったか！？))
「え！？どうして…？」
おっ！
無表情だった彼が反応したぞ！
「今日は沢田君にあげるつもりだった
おにぎりを結局あげられなかったから
代わりにクッキーとかを……」
やっぱりあれは可哀相だったもん。
「え、いいのっ！？」
沢田はダンボール箱から拾い上げられた
仔犬のように尻尾を振った(ように見えた)。
相変わらず、ほっとけないオーラ全開だな。
「うんっ！
そうでもしないと私の気が済まないから」
「でも…なんでオレにくれるつもりだったの？
山本や獄寺君なら
他の女子にも人気だからわかるけど…」
また沢田はそうやって自分を過小評価する…！
「私は人を外見で判断したり
評価したことなんてないよ。……だって、
中身がいい人の方が一緒にいて楽しいもん！」
沢田 (えっ…？)
だから、もっと自信を持ちなって！
沢田の長所を私はたくさん知ってるよ？
「３人にあげようと思ったのは
日ごろから仲良くしてくれてるし
……それに、きっと…“美味しい”って
言ってくれると思ったからだよ…っ」
ガラにもない女の子らしいことを
素で言っちゃって、恥ずかしくて顔が熱い！
赤面してたらどうしよう……
ひかれるだろ、絶対…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキーポイズンクッキング ←何がラッキー！？Σ(=□=;)ｂｙツナ
溶解さくらもち☆ さあ、今こそ扉を飛び出そう！
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トリップしたいお年頃の腐女子♪ - この夢小説面白いです！これって京子の成り代わり的な感じですか？まだ見てる途中なので間違ってたらすみません(´Д` ) (2014年4月26日 22時) (
レス) id: ff0ceaa11e (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 空町琥珀さん» ありがとうございますっ！！ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - とても面白いです!!応援してます♪( ´▽｀)頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - ユキジュニアさん» それは嬉しいですっ♪お名前までなんだかテレちゃいますね…/// (2013年8月3日 0時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
ユキジュニア - 亜紀野ユキ先生!大好きです(^o^)毎回ドキドキしちゃってます(--;) (2013年7月31日 7時) (レス) id: 681eb4a51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2012年12月27日 14時
