２７話 ほしいおにぎりは… ページ29
ツナside
「今日は家庭科実習で作った
おにぎりを男子にくれてやるーっ」
「オーーー！！！」
女子がそういうと、男子は跳んで喜んだ。
本当にノリのいいクラスだよなぁ…。
これも、明るい性格のAちゃんが
クラスを引っ張って行ってくれる
おかげなのかな？
「変な行事スね」
獄寺君はそれを横目に、興味なさそうに呟いた。
「ツナは誰にもらうか決めたか？」
隣にいる山本が肩を組んで聞いてきた。
「え？」
そ…そりゃあ、もちろん
Aちゃんのがほしいけど……！
他の女子よりも少し遅れて
教室に入ってきた彼女に目を向けた。
すると──…
「！！」
あれは！
ビアンキ(の後ろ姿)！！
窓の向こうだからよく分からないけど
なんかおにぎりを持っていた！？
も、もしかして──…
オレがAちゃんのことを
好きなのに気づいて
彼女のと入れ替えたの！！？
「お！如月のおにぎり、うまそうだな！」
いつの間にか山本は
周りを囲んでる女子を上手くかいくぐって
Aちゃんに接近していた。
「あ、山本君食べる？」
「おっ！いいのか？(やりーぃ♪)」
山本すっごい積極的ーΣ(=□=;)！？
つーか、危ないっ！
「獄寺君もよければどう？」
「別に…食いたくなんかねーけどよ…」
とか言って、他の女子のおにぎりを
全部冷たい態度で断ってた獄寺君も
ちゃんと受け取ってるしっ！
「はい、沢田君」
「へ…？」
気が付くと、
心の中で激しくツッコミを入れていた
オレの鼻先には真新しいおにぎりがあった。
「ちゃんとシャケ入れておいたよ」
「あ…」
だから今朝、あんなことを聞いてきたんだ…。
スゴく嬉しい…っ！
………つーか、それどころじゃないっ！！
Aちゃんがせっかく作ってくれたのに
でも食べたら死ぬ〜〜っ
ど…どうしたらいーんだ〜っ！？
「ふふ…」
A (スゴイ苦悩っぷりだな…。
ビアンキさんのポイズンクッキングとやらは
それほど危ないのか…？)
「Aちゃん？」
オレが頭を抱えてうなってると
Aちゃんは口元を隠して
クスクスと笑っていた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキーポイズンクッキング ←何がラッキー！？Σ(=□=;)ｂｙツナ
溶解さくらもち☆ さあ、今こそ扉を飛び出そう！
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トリップしたいお年頃の腐女子♪ - この夢小説面白いです！これって京子の成り代わり的な感じですか？まだ見てる途中なので間違ってたらすみません(´Д` ) (2014年4月26日 22時) (
レス) id: ff0ceaa11e (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 空町琥珀さん» ありがとうございますっ！！ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - とても面白いです!!応援してます♪( ´▽｀)頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - ユキジュニアさん» それは嬉しいですっ♪お名前までなんだかテレちゃいますね…/// (2013年8月3日 0時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
ユキジュニア - 亜紀野ユキ先生!大好きです(^o^)毎回ドキドキしちゃってます(--;) (2013年7月31日 7時) (レス) id: 681eb4a51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2012年12月27日 14時
