２５話 愛人の想いとは… ページ27
ビアンキside
如月A……
あの子がボンゴレ10代目の片思いの相手ね。
まあ、純粋そうで可愛い子。
彼女の作ったおにぎりと
私のポイズンクッキングを入れ替えて
今度こそ沢田綱吉を殺してあげるわ！
もうすぐ自由にしてあげるから
待っててね、愛しのリボーン！
「あの…」
「っ！！？あなたは…」
遠慮がちに呼びかけられた方向に
勢いよく振り返り、とっさに身構える。
それはさっきまで
調理室にいたはずの如月Aだった。
驚いたわ……。
いくら頭の中がリボーンで
いっぱいだったとはいえ、
殺し屋である私が
こんな簡単に背後をとられるなんて…。
「今朝お会いしたお姉さんですよね？
いったいどのようなご用件で学校に…？
生徒に用事があるのでしたら、
私がお呼びしますよ？」
ただの親切心からくる質問のようだけど、
この子の目……まったく隙がないわ。
私の嘘なんて簡単に見抜かれるわね…。
「……────沢田綱吉を殺しに来たのよ」
「はい…！？」
＊ ＊ ＊
気づいたら私はすべて正直に話していた。
相手は一般人だというのに、
何してるのかしらね…。
彼女は最初は信じられないという様子で
私の話に耳を傾けていたけど、
しだいに真剣な表情になって
じっと私を曇りのない瞳でとらえていた。
「つまり要約しますと……
沢田君はマフィアのボス候補で、
リボーン君はその育成のために
現在のボスに依頼された殺し屋。
…その愛人のビアンキさんは
リボーン君を自由の身にするために
沢田君の殺害を計画した……と？」
「ええ、そうよ」
この短時間でたいした理解力だわ。
あと、一般人とは思えないくらいに
肝も据わっているわね。
「ビアンキさんの気持ちはわかりますが…
(沢田がすっごく理不尽だし)
本当にリボーン君のためを思うなら
彼の意思を尊重して邪魔しないべきです」
「なんで！？沢田綱吉さえいなければ…っ」
私はリボーンの傍にいたいだけなのに…！
「だって、リボーン君はその９代目って人が
最も信頼する殺し屋なんでしょ？
(よく知らないけど…)
そんな仲でしたら、
本当に嫌な依頼なら断るはずですよ。
でも彼はそれをしないのだから、
応援して支えてあげるのが
彼の心のよりどころである
ビアンキさんの務めなのでは？」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
続く
ラッキーポイズンクッキング ←何がラッキー！？Σ(=□=;)ｂｙツナ
溶解さくらもち☆ さあ、今こそ扉を飛び出そう！
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トリップしたいお年頃の腐女子♪ - この夢小説面白いです！これって京子の成り代わり的な感じですか？まだ見てる途中なので間違ってたらすみません(´Д` ) (2014年4月26日 22時) (
レス) id: ff0ceaa11e (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - 空町琥珀さん» ありがとうございますっ！！ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - とても面白いです!!応援してます♪( ´▽｀)頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2013年8月11日 22時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
亜紀野ユキ(プロフ) - ユキジュニアさん» それは嬉しいですっ♪お名前までなんだかテレちゃいますね…/// (2013年8月3日 0時) (レス) id: 10f640527f (このIDを非表示/違反報告)
ユキジュニア - 亜紀野ユキ先生!大好きです(^o^)毎回ドキドキしちゃってます(--;) (2013年7月31日 7時) (レス) id: 681eb4a51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜紀野ユキ
| 作成日時：2012年12月27日 14時
