【REBORN！】生徒会長は並盛最強の女！？

９話　風紀委員長の注目株は… ページ11

ヒバリside



僕に軽くお辞儀をすると

如月Aは委員会の仕事があるとかで

急ぎ足で校舎に向かって走り去った。


その後ろ姿がどうしようもなく健気に見えて

まさにあの子は誰からも愛でられる

小動物のようだと不覚にも思ってしまった。


彼女は一見、

ただの絵に描いたような優等生だけど

僕はそれ以上の何かを感じている…。


だって──…


僕に対して緊張はするものの

怖がるそぶりを見せたことがないなんて

あの子くらいだからね…。


だから少し興味が湧いて

委員会の後とかに呼び止めて

よく他愛のない会話をするようになった。


それだけなのに──…


その短い時間は、

全校生徒に慕われてる彼女を

独り占めしたような

一種の優越感が僕の中に生まれた。


女子なんて煩いだけだし、

群れることは嫌いだけど如月Aは別。


僕らしくないのは分かってるけど

最近は彼女との時間が結構好きなんだ。


「委員長…少しよろしいでしょうか？」


「……何？」


草壁が話しかけてきたから

視線を向けずに素っ気なく答える。


「例の“闇姫”が一昨日

　並盛商店街に現れたらしいです」


「(ピクッ)へぇ……

　その話、もっと詳しく聞かせなよ」


その名は僕のもう一つの注目株のことだ。


まだ会ったことはないけど、

僕みたい並盛のゴミ掃除をしてる

少女がいるらしい。


年齢は中学生らしいから

もしかしたら並中生かもしれない…。


なのに、いくら風紀委員に調べさせても

何も掴めないんだ。


風紀を乱してるわけじゃないけど、

面白そうだから会ってみたいな…。


そして…

────咬み殺したい。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


続く

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ラッキーポイズンクッキング　←何がラッキー！？Σ(=□=;)ｂｙツナ

溶解さくらもち☆　さあ、今こそ扉を飛び出そう！

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