【鬼滅の刃】人生ハードモードでも貴方の生存ルート追い求めます！肆【煉獄杏寿郎】

百五十三話　女性陣との会話 ページ8

「私は年下や同い年の友は
　ちゃん付けで呼ぶ主義で…
　無一郎くんも“むいちゃん”でいい？」


「別にどちらでも…」


「じゃあ、むいちゃんで！」


迷惑そうじゃないからこれからはそう呼ぼう。

いずれ有一郎くんに会ったら
ゆうちゃんと呼ぶことにしよう。


(このやりとり可愛い…っ)


しかし、あのツンデレをどう諭そう…

ある意味、不死川兄弟と時透兄弟は
似てるかもしれないなあ。


ツンデレ(ギレ)な兄とナイーブな弟…
ひょっとしたら攻略法は近いかもしれない。


「それではお待たせしました！
　綺麗なお姉さまたち」


この短時間で頭使いすぎて知恵熱出そう。

しのぶさんとカナエさんと蜜璃さんの
美しい三人と話して癒されなくては…！


「まあ…Aちゃんたら」


にこやかに微笑むカナエさんが
天女のようでひたすら拝みたい。


不死川さんが実はカナエさんが好きだった
というのは知ってるけど
一方通行か両片想いかは不明。

原作では死に別れの悲恋だったから
成就してほしいけど下手に触れられない。

うっかり口出したら
不死川さんにマジで頭握り潰されるから
このフラグに関しては静観だ。


フラグといえばしのぶさんと冨岡さんも
恋愛未満なぼんやりしたのがあったな〜

お互いに喋るのが楽しい…って。


そこらへん全ての関係性を
きっちり把握してるのが悲鳴嶼さんである。

いやあ〜…あのお兄さんが
実は一番の恋愛マスターなんじゃない？


「どうしましたか？」


「あ、失礼しました！」


ついニヤついて黙り込んでしまっていた。

どんな展開になろうとも
夜叉野Aは陰から見守ります！！


「炭ちゃんと友達が心配なので
　蝶屋敷にお邪魔してもいいですか？」


「もちろんよ。うちの子も
　Aちゃんと会うのを楽しみにしてるわ」


「また怪我人の治療のお手伝いも
　お願いしますね」


「誠心誠意頑張ります！」


那田蜘蛛山で負傷した
みんなの無事をこの目で確かめたいし
麗しの胡蝶姉妹の館へ行きたい。


「もうっすごく優しい子ー！！」


ぎゅうぅっ…と贅沢なことに
蜜璃さんにまた力一杯抱き締められた。


こうして───…

ついに柱の皆さんと面識を持って
無事に打ち解けられたのである。


けど、なんで煉獄さんの前だと
コミュ力ゼロになっちゃうんだろ……


めげずに次こそは頑張ろう！！

今日わかったのは
今後、多くの人を仲直りさせるプランを
考えなくちゃならないってことだ！



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


続く

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