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「今日は新任の先生が来るって言ってたんよ」
「あぁ、櫻井先生ですか？ちょ―イケメンですよ！」
「いい匂いするらしいです、やばくないですか？」
『あそこに、立ってます...』
「え？あぁ！ほんとだ」
パッと顔をみんながあげるから、ビックリしてて、
ちょっとかわいいなって思ったのは、内緒。
「こんにちは、」
爽やかな笑顔に、染織の先生がやられている...。
「これは、機織りですか？」
「そうなの！先生やっていきます？」
「いや、僕は不器用なんで...」
「先生大丈夫、うちらも不器用だから(笑)」
杏菜がケラケラと笑って、櫻井先生を引っ張って、
私の隣に座らせた。
ふわ、っと香る、これがいい匂いか...。
先生の好感度をさらにあげちゃうような、
爽やかな、香り。
ん？でもこの香り、どっかで...、
まぁ、気のせいかな。
染織の先生に説明を受けながらひとつひとつの工程を頑張っているのが、
何とも言えない可愛らしさ。
「え、先生不器用とか言ってうちより全然うまいじゃん」
「ほんとだ、すごーい」
みんなが褒めるのにも、はにかみながら答えていて、
なんだか、非の打ちどころのない人で、怖い。
『っ、』
みんなの輪から、少し外れたところにいる私を、
今度は確かに先生が見た。
思わず、目を逸らす。
「ほら、皆松本さんのこと見習って、」
「はぁい」
開放された櫻井先生が、帰っていくのが、
視界の端に映った。
「超いい匂いだったね！」
『そうだね、』
なんだか、人のような感じがしない。
そんなわけないんだろうけど。
「ね、今日これ終わったらどっかいかない？」
「いいね！」
「どこいく？」
「カラオケ行きたい〜」
「めっちゃいいじゃん、それ」
ちら、と杏菜が私を見た。
『私、いかない』
「えー、付き合い悪い！」
「杏菜は？」
「私は...、」
『杏菜は、行きなね』
「A、」
決まりの悪そうな顔。
私、杏菜を縛り付けたいわけじゃないよ。
『今日、習い事なの』
「そうだと思った！頑張ってね」
杏菜しか、知らない。
私は、真っ黒。
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あきんこ(プロフ) - ゆかりさん» 先生照れちゃいますよ(笑)いつも見ていただいて嬉しい限りです。 (2018年9月12日 17時) (
レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 櫻井先生大好きです (2018年9月12日 10時) (レス) id: 8447f08366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年9月5日 19時
