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また、夢を見た。
あの、恐ろしいほど美しいブルーはそのまま、
今度は、森の中。
私は、逃げていた。
必死に、走って、
何か追いかけてくるものから、
『来ないで！』
見たこともない洋服には、
いつも必ず持ち歩くスマホも、ＧＰＳの入ったアクセサリーも、
何もなかったから、
だれも、私を助けになんて来ない。
黒い影が、足元に追いついた。
『いや！』
地面に、吸い込まれるみたいにおちる、
『助けて！』
瞬きをしたら、涙が落ちた。
次の瞬間、
『、』
「あ、起きた？」
杏菜と、白い天井、
この前も見たからわかる、保健室。
『杏菜...』
「未遂でよかった、ほんとに心配した」
手のひらを包まれて、杏菜が、綺麗に笑った。
先生が助けてくれたんだと、彼女が言った。
「かっこよかったよ、今はね、いた人ひとり残らず指導室に集めてお説教。」
『そう...』
「もう少ししたら来るよ、待ってる？」
『うん、お礼言いたい』
「そっか」
もう、あたりは真っ暗で、
心配をかけてしまったんだと思うと、なんだか、情けなくて。
「あ、お屋敷にはもう連絡したから」
『ありがと...』
お兄ちゃん、きっと心配してるだろうな。
大野も大野で、心配性さはお兄ちゃんを超すくらい。
「もう、怖い思いはさせないから。そのためにも、一人になるなんて言わないで」
『ん、そうする』
ふふ、って笑いあう。
ゆっくりと起き上がると、時計は19時を指していた。
「起きたっていうの、電話してくる」
『うん』
スマホをもって席を立って、
「すぐ戻るね、」
そういって、出て行った。
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あきんこ(プロフ) - ゆかりさん» 先生照れちゃいますよ(笑)いつも見ていただいて嬉しい限りです。 (2018年9月12日 17時) (
レス) id: 11450d0470 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 櫻井先生大好きです (2018年9月12日 10時) (レス) id: 8447f08366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきんこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2018年9月5日 19時
