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その日。
 







 




 

いつもは仕事終わりに飲んで帰って来たりしているけど、
 




今日は真っ直ぐ家に帰って来た。
 






 




 
 

 



 


 


 




(光ちゃん、大丈夫かな・・・・?)





 








心配に思いながら、ドアのカギを回した。


 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





 



 

部屋の明かりをつけて、

 

辺りを見た。
 





 



 

 




 


閉まっているベランダの扉の外に、



 

彼女の影を見つけた。
 









 

 



 


壮「具合、平気なの?」


 

 

扉を開けて、外から見えないよう
 


しゃがみこんで、声をかけた。
 


 







「はい、もう平気です!」

壮「そっか、よかった。」

「それより、今日は昨日よりお早いお帰りですね?」

壮「そりゃ、心配だったから。」

「なんだか・・・スミマセン・・・・」

壮「光ちゃんが謝ることじゃないから!!」

 




 

 



幽霊、である彼女は、
 



珍しく、幽霊らしく、静かにしていた。








 





 






 


『珍しく』って言ったって、まだ出会って1日だけど。




 







 





 



 

壮「聞いてもいいのかわかんないけど・・・昼間みたいなのって、今まであった?」

「いえ、初めてです・・・・」

壮「走馬灯みたいなのが見えたって言ってたけど・・・」

「・・・あそこに、私の記憶を取り戻す何かがあったんです、きっと。」

壮「え・・・・?」

「・・・何かはわからないけど、少し、思い出したんです。」
 




 


 



「私、今朝もこうして、ここから外を眺めてました。それは、生きていた私が、そうしてたから。」


「誰かと、こういう風に、何かを見てたんです。」


「だから今も、何かを見ようとしてるんです、誰かと。」

 





 



 



 


 

壮「・・・きっと、その人が、探してる人なんだね。」

「・・・はい。きっと、そうです。」

 







 



 



 




 
夜空の青が、彼女の体を流れた。
 

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設定タグ:斉藤壮馬 , 男性声優 , 咲姫   
作品ジャンル:恋愛
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りさ - 咲姫さん» お久しぶり!りさです!Twitter回フォローしてもらっていいかな?;;;; (2018年11月4日 17時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
ryoriisa(プロフ) - 咲姫さん» 咲姫様!Twitterフォローしました!このコメントを見たらフォロリクよろしくお願いします! (2018年9月26日 23時) (レス) id: 6d61661040 (このIDを非表示/違反報告)
ryoriisa(プロフ) - 咲姫さん» 本当ですか?!私、TwitterとLINEやってるんですけどどちらかやっていますか?! (2018年9月26日 20時) (レス) id: 6d61661040 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - ryoriisaさん» リレー形式ですか!やってみたいです!! (2018年9月25日 20時) (レス) id: b23edac3bd (このIDを非表示/違反報告)
ryoriisa(プロフ) - ちなみになんですが、リレー形式で夢小説をいつかやってみたいです! (2018年9月25日 19時) (レス) id: 6d61661040 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲姫 | 作成日時:2018年9月19日 22時

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