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「何で魔法帝はアスタの事知ってんスかね?」
「あのダンナにはオレ達とは違うモノが見えてるからな…変人だし」
バネッサはヤミが座っているソファーに肘を置き新聞を読んでるヤミに言った。
「ノエルと零大丈夫かしら〜〜」
その言葉に新聞を読みながらヤミはバネッサに返した。
「危険で重要な任務でこそ新人は限界を越え傾聴する」
「♪」
「ま、ラックがいるから大丈夫だろ。
アイツの『魔』の感知能力はズバ抜けてる。
性格さえ破綻しなければどの団でも引く手数多だったんだからなぁ」
「その破綻した性格が心配なんですけどねー」
.
.
.
────現在
「ちょっと!足踏まないでくれる!?」
「真っ暗なんだからしょーがないじゃないか〜」
「アンタが明かり落っことしたからでしょーが」
『……元気…ですね、二人とも』
「「どこが!?」」
『息ぴったりな…所』
「お、ここかな?」
ラックさんが止まって壁に手を
ガコっ…! ズゥゥゥ……────
「「「『!』」」」
「す…すっげぇぇぇぇぇぇ!!!」
「魔法で空間が歪んでるみたいだね」
「ここは外よりも濃〜〜い『魔』が漂ってるねー」
『…そう、ですね』
「こんなに魔が満ちた場所初めてだわ…!」
「そうなのかい?」
「まさかアスタこれだけの魔を感じられないの…!?」
「全然」
『(即答…)』
「──っつまさか『魔』も知らないって言うんじゃ………」
「『魔』ぐらい知っとるわァァァ」
『魔』とはこの世界に存在し、また人々に内在する超常的なエネルギーである
魔導士は『魔』を消費して魔法を発動する
ダンっ!
ブォン…!
「ん?」
「「「『!』」」」
アスタが勢いよく叩いた所に
「な…!!
「だりゃあ」
───パン!
だけど、それはアスタの反魔法の剣で消えていった。
「あ、これだよこれアスタ君!」
「え!?どれっスか!?」
「えいっ」
────どんっ!
「あ」
ブァン…!
「どわぁぁぁぁ!!」
───スパァァァ
ラックに押されて発動した罠魔法もまたアスタの反魔法の剣で消えていった。
「何すんスかァァァ───!!」
.
─・──・──・──・─
無茶苦茶キリが悪いですけど…字数関係で次にいきます…
すいません m(_ _)m
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作者名:黒猫 | 作成日時:2018年10月20日 10時