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その後は何故だかマグナさんが新入りにローブをあげるための試練…？試験…？みたいなものをアスタさんからやらされました。
バネッサさんは呆れてましたが…ラックさんは楽しそうに 「面白そうだからいいじゃん」 と賛成を言っていた
……うん。見ている貴方達からしたらね？
そりゃあ、楽しいのかもしれないけれども…
アスタさん火の玉を剣で打ち返したから良かったんですけど…あれ、剣がなかったらどーするんですか。
これでは新入りさん入ってきても可哀想じゃないですか
.
「なに ぼー っとしてんだ。次はお前だぞ！」
『(ﾋﾞｸｯ!)…はい…』
僕はマグナさんの真正面に向かい合うように立ち二人とも グリモワール を開く
マグナさんが火の玉を僕に向けておもいっきり投げてきた
『(本当に容赦ない…)』 そう思って溜め息を軽く吐く
レヴィアナにアイコンタクトをすると ﾆｯ と怪しく微笑んで ｼｭｩｩ… という音と共に黒い蝶がひらひらと羽ばたいて姿を消した
『闇精霊魔法 "
両腕にさっきの黒い蝶を纏わせ龍の腕に変えて、
火の玉を真っ二つに切り裂いた
まだ諦めたくないのか火の玉をどんどん打ってくる。
『……そんな単純な攻撃…
当たらないですよ』
───ﾊﾞﾝｯ!ﾊﾞﾝｯ!ｻﾞｼｭｯ!
だけど、それも当たるはずもなく全て弾き返すか、
真っ二つに切り裂いていった。
そのお陰で手が熱い…
「なっ……！」
『これで…終わりです』
僕は最後に打たれた火の玉を切り裂かずに背を向け夕陽で黒く紫に光る尻尾で打ち返したらなんと
顔の左をすれっすれで通り越し木が一本燃えてしまったではありませんか…。
.
『(…わー…凄いなー)』
燃える一本の木を眺めながらそう思ったのでした…。
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作者名：黒猫 | 作成日時：2018年10月20日 10時
