ヤミ団長が拾った子…って？！【ブラッククローバー】 (ページ18)

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此処が…試験会場…？
結構広いな……

…後さ、僕の頭に鳥さんが1羽も近寄らないんだけど…皆の回りにいるあの鳥さん達…って…？

［嗚呼、あの鳥はアンチドリだ］

『…っ！吃驚した…』

レヴィアナは僕の右肩に乗っかり長い尻尾を
ぷらぷらと揺らしながら僕を見た

『レヴィ…ここまで、着いてきてくれたの…？』

［力を貸すつったろ？］

『…あ、そうだったね』

───ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

……あっちのほう、凄い騒がしいな…

『レヴィ…あの人、鳥に好かれてるの…？』

［いや、魔力がないからアンチドリ達が群がってるんだ］

『……え…魔力が…無い？』

可哀想…だな…
でも、この世界は…魔法が全てって言うけど…
僕はそうではないと思う。

体術だって…剣術だって…鍛えれば、身に付ければ魔法なんていらないくらいの力はある

それに……あの人からは… ＿＿＿＿の影が見える

『レヴィ…たぶんあの人……』

［…嗚呼、Aと同じ事を思った］

「──受験生の諸君…待たせたね」

───ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻ…!

アンチドリ達は一生に羽ばたいていった。

「「「「ワァァァ！！」」」」

［あれが、9つ全ての騎士団の団長だ…］

「騎士団の団長が一堂に……すげぇぇぇ！」

「『銀翼の大鷲』…『紅蓮の獅子王』の団長も─…」

「あ──もう始まっちゃったじゃないスか」

「チッ…命拾いしたな小僧」

───ﾋﾟｸｯ…!

この声……あの時の…声…

……ヤミ…

僕は去っていくヤミのその大きな背中を見つめていた。