ヤミ団長が拾った子…って？！【ブラッククローバー】 (ページ17)

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『レヴィ…王都って、何処…？』

最近はレヴィアナの事をレヴィと呼んでいる

レヴィアナは呼び方、何でも良いって…言うから…

［俺の背中に乗せて連れてってやるよ］

［それなら問題ないだろ？］とﾆｯと笑って腰を下ろし僕の方を見る。

『有難う…レヴィ』

［主の命令なら何なりと…］

眼を閉じ頭を軽く下げると僕は頭を軽く撫でてふにゃと微笑む

────ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ…!

『…わぁっ！』

黒い翼を広げるレヴィアナの背中に乗って大空に向かって羽ばたく。

［Aは初めてだったな。俺の背に乗って飛ぶのは］

『うん。初めて…』

［お、そうだ！試験に受かったら俺だけの秘密の景色見してやるよ。］

『秘密の…景色…？』

［綺麗な夜景が見えるとこだ］

『気になる…！レヴィアナ…僕、頑張る』

［おー、そのいきだ！］

あっという間に試験会場がある街につき人目につかないところで僕は降りて、レヴィアナは小さくなりサラマンダーサイズになった。

『…レヴィ…やっぱり……』

［大丈夫だ。俺がいる (ﾖｼﾖｼ］

『ん…』

眼を細め猫のようにすり寄るとレヴィアナは微笑んで撫で続けてくれた

［…よしっ、行くぞ！］

くしゃくしゃになってしまった髪を少しだけ整えレヴィアナの顔を見た。

『……うんっ！』