10話 ページ11
You,side
ポアロを出た後、近くのニトリに向かった。
ソファやベッドなど、色々な家具を買う。
本拠地の方の家は、家具家電付きだが、
セーフハウスの方は無い。
あまりごちゃごちゃするのも嫌だから、
シンプルなモノを買う。
全て家に運び終えたのは夕方だった。
最後に、本棚に「シャーロック・ホームズ」のシリーズを入れる。
こう見えてシャーロキアンなのだ。
グゥゥ、とお腹が鳴る。
Googleで近くのスーパーを検索する。
本拠地の方の家は、あまり帰らないから食材は今日は買わない。
ここの家の分だけで良いだろう。
財布とサングラスを持ち、車を出す。
ここから10分程行ったところにあるようだ。
何を買おうか。
簡単に作れるものがいいな。
そんなことを考えていると、スーパーに着いた。
車を停め、サングラスを外し車を出る。
カートよりカゴ派のため、カゴを腕にかける。
野菜コーナーを見ていると、ジャガイモが目に留まった。
「カレーにするか。」
ジャガイモ、人参、玉ねぎをカゴに入れ、肉のコーナーに向かう。
牛肉を手に取り、調味料のコーナーに向かった。
調味料の類は何も持っていないから、必要そうなものを端からカゴに入れていく。
そして、最後にカレールーを手に取った。
「中辛くらいかな？」
そして、明日の朝ごはんの材料も買い、
お酒のコーナーに向かう。
バーボン。
酒を見ると、どうしてもあの組織を思い浮かべる。
俺は、バーボンとカルーアを手に取る。
そして、近くの棚にある牛乳もカゴに入れた。
意外と買い込んだようだ。
レジに並び、会計をすませる。
袋に詰め、スーパーを出た。
家に着いたのは、18時頃だった。
すぐにカレーを作り始める。
コーヒーを買い忘れたことに気がつき、明日買おうと決めた。
30分程で完成した。
ニトリで買った皿に、炊きたてのごはんを入れ、盛りつける。
そして、これもまたニトリで買ったテレビを付け、
「いただきます。」
手を合わせた。
カレーも食べ終わり、知らない俳優が出ているドラマを適当に観る。
そうだ、と思い立ちキッチンに向かう。
タンブラーを取り出し、氷を入れる。
そして、カルーアと牛乳を牛乳の比率が高く鳴るように入れる。
「カルーアミルク」
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作者名：Autumn | 作成日時：2019年6月23日 16時
