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予言者パーティー ページ37

「森番はアタシよ」

名乗りを上げたのは、意外な事に姐さんだった。

「えっ!? あ、姐さんが森番なんっすか!?」「ええ。黙っててごめんなさいね。いつ言ったら良いか分からなかったのよ」
「それで、予言者は誰なの!?」

くらげさんが、期待を込めた口調で訊ねた。
その場にいた全員の視線が、姐さんに向いた。

「予言者は、アカギくんよ」

姐さんは、にっこり笑って告げた。

「……はー? うちを立証してくれるんじゃなかったの?」
「私でもないんだ、残念だなぁ」
「……う、ぼ、ぼくが……予言者なのに……」

俺は混乱していた。いや、ライチが予言者でないのは当然だ、彼は人狼だから。でも俺も同じ人狼だ。なのにオオガミは俺を占って村人だと言い、それを森番の姐さんまでもが肯定した。
一体、どういう事だ……?

「……じゃあ、オ……アカギは本物の予言者って事だから、俺は村人確定だよな……?」
「そうなるね。姐さんに言われなかった三人は、どうなの? そろそろ白状しないの?」

そう言った稲妻は、オオガミが本物の予言者だと信じているらしかった。

「わ、私は予言者なんだよ!? きっと、姐さんとアカギくんが人狼で、お互いを庇い合ってるんだよ!」
「んなわけあるか。二人で庇い合ったら、てめぇみたいなのに真っ先に疑われるだろ、二人が人狼なんだって。普通、人狼はそれを避けるはずだ」
「だけど、その裏をかいた可能性もあるじゃん!私は本物の予言者なんだもん!!」

オオガミとくらげさんが口論する中で、ライチがこそっと俺に耳を寄せて来た。

「……ぼ、ぼく、予言者じゃないから、人狼だって疑われるかもしれないけど……そうなったら、か、庇わなくて良いからね。う、裏切ってくれて良いからね……」
「……う、裏切る……って」

裏切らなければならない。正体を暴かれてはならない。頭の中をぐるぐるとあの血文字が駆け巡って、俺は吐きそうになり、気づいた。思えばずっと立ったままだった。

「くじらさん、顔色が悪いですよ……? 大丈夫ですか?」
「あ、あぁ、サクラ……さん」

サクライさんそっくりの彼女は、俺を覗き込んでにこっと笑った。

「座っても良いかな……? 大丈夫だよな、アンナさんも座ってるから」
「もちろん、大丈夫ですよ。それに、もうすぐこのゲームも終わりますし」
「……え?」

サクラさんは黙ってにこりと笑うだけ。俺は嫌な予感がして、彼女から目を離せなかった。

「私、人狼は……くらげさんだと思うんです」

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くろーさぎ(プロフ) - みるくプリンさん» ありがとうございます……!!そう言って頂けると大変励みになります!閲覧ありがとうございます!(* > <)ペコリ (8月10日 17時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - こんにちは。面白くて一気読みしました!普段、恋愛系の作品しか読まないのですが、こういうのも良いですね。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (8月10日 17時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - ランさん» コメントありがとうございます!!はい、更新頑張らせて頂きます!閲覧ありがとうございました!m(_ _)m (7月2日 16時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - イベントの方から来ました。読ませてもらいましたが、人狼ゲームのお話はあまり読んだことがなかったのでとても面白いと感じました。更新楽しみにしています♪ (7月2日 15時) (レス) id: 48cb23a0f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くろーさぎ。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年6月30日 11時

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