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「そうですか、では……って、ええっ！？ いいんですか！？」
「いいんですかって、エミさんがそうしてくれって言ったんでしょう。
それに別に呼び方を変えるくらいなんてことないことですよ。」
私がそういうと彼はまた右手を頭の後ろにやる。癖なのだろうか。
「あはは、そうですよね……。私そういうの疎くって……ごめんなさい。」
「いやいや、謝ることないですよ。寧ろきっかけを作ってくださってありがとうございます。
堅苦しい言い方じゃダメだってグルッペンさんに言われてしまったのでどうしようかなと思っていたところでしたから。」
「そうでしたか……ならよかったです。
それで――ええと、なんでグルッペンさんが知ってるかでしたよね。まぁそんなに大した話でもないんですけど、私の仕事を紹介するという意味もあるので聞いてください。」
彼はそう言うとポットから紅茶を注ぐ。いつの間にか彼のカップは空っぽになっていたようだ。
八分弱ほど注ぐと彼は私のカップをちらりと見てから静かにポットを置く。そうして彼はまた話し出した。
「先程応接室でも言った通りですね、私の役職名の１つは『作戦参謀』でして内容としては……まぁ想像付くとは思いますけど、戦争の際にどのような部隊配置が良いのか、そしてどう動くべきかを考えるのが主な仕事ですね。陸海空軍から上がってきた部隊数や編成、可動範囲、戦力の報告からどうしたら最も効率よく勝利できるかを考えています。
流れとしては原案を私が作ってグルッペンさん込みの幹部会議で修正するという感じですかね。まぁ大変ではありますが嫌いじゃないので苦ではないです。」
そこで彼はカップから紅茶を一口含み味わうとそれをごくりと喉に通した。
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狛々(プロフ) - 美しい文章を見ることができてとても満たされました…！貴方様の細かな場面表現がとても好きです。どうかご無理なさらず、更新を心待ちにしております。 (2023年2月22日 15時) (
レス) @page25 id: 0c572bf162 (このIDを非表示/違反報告)
黒井 屑(プロフ) - 夢主ちゃんがドタイプなんです……！15歳？気にしない。(ロリコン) 貴方の作品がめちゃくちゃ好きです。応援してます。 (2020年2月14日 20時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁の園 | 作成日時：2019年11月2日 9時
