［戦ブラ］甘くて楽しい短編集

肝の据わった女 ページ10

トリップ者…！！！


ー



『ん……、』


目覚めると同時に鳥の鳴き声と太陽の光、そして一面の深い緑が目に飛び込む…。


『…は？』


いや何処此処ッッッ！

私戦ブラの動画見てたんだけどなッッッ！寝落ちしただけなんだけどなッッッ！

ここは夢の中かなッッッ！





ちょっと待て待て待て。

待てよ？


森…森…っこれは！戦ブラの助けられるフラグかっ！！！！

…やめとこ。



だけど！夢くらい夢見ていいやないかぁああああい！





ってゆー訳で！

…何処行けばいいのさ。


怖いのパスよ私。




だって怖いじゃん。



「…人間か…？」

『ん"…』







ぉおおおお？！ふぁあああああああああいぁああああああ！！



誰々誰々今のイケボォ！！！

耳潰れるっううううあああああああああ！




「信長様。僕に任せてください」


っんー？！？！？！


なんだこのイケボショタッッッ！

え！え！え！今！え！信長様ァ？！僕ぅ？！？！




『ぁ、、あ、あ…』

「…何者ですか、貴方」



目の前にはいつのまにか私より少し身長が大きいくらいのショタ…





らぁあああんまぁあああるさぁあまああああああああッッッ！がいるッッッッ！え！


天使かな！私の愛してやまない蘭丸様っ！
今日私死ぬのかなッッッ！いや死んでるかもしれないねッッッッ！


こんな夢見せてくれてありがとぉおおおおおぁああああああああ！！！




『やぁキミかわうぃーね！僕と一緒にバーでも行かない？！』

「っ？！僕は男です。君は男性なのですか？それとバーとは。」


あの冷静なツッコミやめてくれませぬか？






『まっまさか！そこの後ろにいるのは…！！！』


「…怖がらないとは…。何者だ、貴様」




『ぅおおおお！イケボで"貴様"貰いましたおいしぃいいいいああああああ！』

「ち、ちょっと」


おどおどしてる蘭丸様可愛いぁああああああ！




『サインくれません？！あ、ちょうどペンあるので手に！あ！一生洗えない！っていうか握手、握手してくれません？！』




っお？！

なんか刀首に当てられひぃあああああああああ！怖い！


「…動くな。刺されたいか」

『え、刺してくれるのなら暴れますえ、本望ッッッ！』

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