拡散！ハッピールーマー！ ページ4
知ってる？シッテル？
フラワーフェスのハッピーなウワサ！
エッグハントの幸運のたまごのうわさ！
見つけたら1年間幸せになれるんだ！
お菓子もイイネ！
アクセサリーもいいね！
でもでも、
幸運のたまごはもーっとステキ!
仲間と見つけたら一緒に幸せになれる！
見たことない可愛いお菓子も手に入る！
美しい宝石もアクセサリーも！
探そう！
さがそう！
幸運のたまご〜！
ーーー
「てわけで、俺は気分転換に丸一日学院を抜け出して美味しいものを食べに行ってただけです」
ラッダァの講師室。あえて丸一日行方不明になった俺は、門の外から次の日堂々と登校。
ばっちり教師に捕まって、現在は目に隈を携えたラッダァと俺を捕まえたミドリに事情を説明中。
まぁ全部嘘だけれど。
ちなみに。学院に広まり始めたたまごのうわさは、お母さんの子どもたちがフルパワーで広めてくれたもの。
そしていい感じにミドリに捕まえてもらうようにしたのもこの子たちである。
ra「あのさぁA?キミがそういうことするとは思わないんだけど」
md「ドウカン」
「反抗期があってもおかしく無い年齢ですよ。たまにはハメ外したい時もあって。…まぁ、すみませんでした」
目の前の席に座る担任に謝罪した。
俺のこと好きならば許してくれる…だろう。
ra「仕方ないなぁ〜」
本当に許されると思ってなかったため拍子が抜ける。
ra「その代わりフェス両日のバトルに参加ね。姿は変えてさ」
「あ、ハイ」
ra「じゃあ今日はもう授業もないし寮に…あ、ショッピくんとかロボロ辺りには自分から説明しに行って」
「もちろん。お詫びにお菓子作ってあげるんで」
お菓子！？と担任は驚いて立ち上がる。そんな彼を余所目に講師室から出ていく。
「先生の分はありませんよ。ここでされたこと、俺よく思ってないんでね」
べー。と舌を出してやった。
ra「Aが…待ってもう一回されたいかも」
md「ウワー」
ra「ミドリは貰うの?」
md「俺もだけど多分誰もあげないヨ」
ra「いいよ俺の前で食べさせれば味ならわかるもん」
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作者名：あんべべ | 作成日時：2021年9月26日 19時
