出血性ショック（後編） ページ33
損傷付近…辺りはすっかり静まり返っている…
1146｢おーい！！｣
そんな中、白血球とAは必死に走り
他の血球達がいないか探す
『お願い！！誰かいないの！？』
されど聞こえてくるのは隙間風だけ
そしてまた別の場所へと移動する
1146｢おーい！！誰か！！誰かいないのか！？｣
トンネルを抜けた先
いつもの光景は…＿＿＿……
当たり前だが、広がっていない
1146、A｢『おーーい！！皆ー！！』｣
捜し回っても、捜し回っても
誰一人そこには存在しない
ただ無様に声が響き渡るだけだった…
『血球達が…』
1146｢いない…｣
？｢うぅッ…うぅうぁ…！｣
1146、A｢『！』｣
そしてやっと他の人の声が聞こえてきた
1146｢おい！そこの細胞くん！｣
細胞｢うわぁっ！白血球！？リンパ球！？｣
『待って！怖がらないで』
1146｢教えてくれ…
ここらの血球達はまさか…皆！｣
細胞｢そうだよ…僕は見たんだ！｣
1146｢『…！』｣
細胞｢何万…何十万…何百万…
いや…もっと沢山の血球が…
あっと言う間に傷口へ向かって…
吸い込まれる様に飛ばされて行くのを…！
そして…出血は今も尚続いている…！
ｯｸﾞｽそれがどう言う事かわかるかい！？
僕ら細胞が生きていくのに不可欠な酸素を…
身体中に巡らせる赤血球達がいないんだ！！
肺やら分泌系やら
身体中の組織細胞が色々やるだろうけど…
こればっかりはどうにもならない！！
そのうち…身体中が冷たくなって…
やがて末端の方の細胞から…
じわじわと酸欠で死んで行くはず！｣
1146、A｢『……！』｣
細胞｢この世界はもう…
終わりなんだよオオオ！！！｣
『……！！？』
その言葉でAの身体に衝撃が走った
『(そ…んな……そんな…)』
ｶﾞﾀｯ
1146｢A…！？おいどうした！｣
『………この世界が終わる…？
……＿＿＿
ねえ！どういう事！？どうして！！？』
細胞｢ヒィイイ…！！ぼ、僕に聞かれても…！｣
突然泣き叫びながら
一般細胞の肩をｶﾞｯと掴み揺らす
『何で…！何でそんな事が言えるの！！
皆頑張ってるのよ！？
それなのに何でそんな酷い事が言えるのよ！！』
1146｢待て！A！
やめるんだ！離すんだ！！｣
白血球はそんなAを
何とか止めようとする
何故急にAがこうなったのかを
白血球はさっぱりわからなかった
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寒色ポンチ(プロフ) - リリアさん» はぁい！ありがとうございます(*´艸｀*) (2018年10月11日 9時) (
レス) id: 9390c81b2f (このIDを非表示/違反報告)
リリア - すごく面白いです！これからも頑張ってくださいね！ (2018年10月11日 0時) (レス) id: 52279d3d22 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 寒色ポンチさん» 成る程！いえいえ、私の理解力不足ですよ！すみません…一期終わっちゃいましたね…第２期来〜い！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 62008578a5 (このIDを非表示/違反報告)
寒色ポンチ(プロフ) - 満月さん» ありがとうございました。最後の男女は一応夢主ちゃんのお義父さんとお義母さんの設定でした！文才無いせいでわかりにくかったですよね…すみません(;＞_＜;) (2018年10月4日 6時) (レス) id: 9390c81b2f (このIDを非表示/違反報告)
満月 - とっても面白かったです！あの、最後の男女って、誰ですか…？ (2018年10月3日 22時) (レス) id: 62008578a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寒色ポンチ | 作成日時：2018年9月15日 16時
