ドス君との日常

39話 ページ41

樋口side




いつも通り遊撃隊に行くと珍しく雨宮幹部がいた、


実は、私、雨宮幹部が苦手なんです


嫌いな訳でありませんよ！むしろ、尊敬しています




苦手なのは雨宮幹部の目です、、


笑っている様に見えて、よく見ると目の奥がいつも笑ってない


目の奥がいつも冷たく、暗く渦巻いている






『じゃあ、人虎の捕獲は頼んだよ』



『作戦の資料は龍君に私て置いたから』



また、いつものような明るいテンションに戻る、


本当に、掴み所がない





樋「芥川先輩！入っても宜しいですか？」


芥「ｺﾞﾎ、、入れ」


芥「これが、雨宮幹部から預かった資料だ、」


先輩はポートマフィア内では雨宮幹部と呼んでいるけど、プライベートでは呼び捨てだ、


雨宮幹部もポートマフィアの中では芥川くんと呼んでいるけど、プライベートでは龍くん呼びだ、



芥「受け取ったら、さっさと出てゆけ」



樋「はい！」



作戦の代替の流れは、


私が探偵社に依頼人として潜入する
↓
人虎を袋小路まで呼び込む
↓
芥川先輩と合流
↓
捕獲



何で、人虎が私の依頼の担当をすることが分かるのだろう？





ﾋﾟﾗ


資料に貼ってあった付箋が落ちたようだった、




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

樋口ちゃんへ

密輸業者などの依頼人では、まだ不慣れな新入社員の人虎と先輩数名を必ず使ってくる。
樋口ちゃんは演技が上手いから、疑われずに潜入できると思うからがんばってね。

絶対、火薬のついた服は着ないようにしてね〜

盗聴器には気をつけてね


Aより

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



正直、ゾッとした



私が疑問に思ったこと、不安になったこと、それに対してのカバーが全て書かれていた





盗聴には気をつけてとは何のことだろう？



疑問が残るなか私は明日のの作戦に備えて準備を始めた

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