ドス君との日常

38話 ページ40

ーーーー次の日ーーーーーー



ｺﾝｺﾝ


『Aだよー、入るねー』



遊撃隊の部屋をノックして、入る



返事は聞かないのかだって？


龍君、返事ちっちゃくていつも聞こえないんだもの、





『人虎捕獲の資料のお届けだよー』



芥「あぁ、助かる」




『あと、これ』


さっき撮った2枚の写真を渡す、


『じゃあ、私はこれで』



横目で見ると龍君は、2枚目の写真を見ながら顔を歪めていた



きっと、人虎に嫉妬しているんだろう



何で、龍君はそこまで太宰さんに執着するのかは知らないけど、苦しいなら辞めちゃえばいいのに、




帰ろうとすると樋口ちゃんがいた



樋「あ、雨宮幹部、、なぜ、ここに、？」



『人虎捕獲の資料を届けにきただけだよー』











樋口ちゃんは、私のことを恐れてる



まぁ、原因は分かりきったことだ




樋口ちゃんが新人だったとき、私の現場に立ち寄って、私がナイフ一本で30人近くいた敵戦闘員の首を一人で掻き切ったったところを見たんだろう


そりゃ、新人からしたら、自分より若い子が異能力も使わず、ナイフ一本で30人を殺したらトラウマにもなるだろう、


そのせいで、まだ新人だった樋口ちゃんが気絶したのを今でも覚えてる


悪いことをしたとは思っているんだけどね





最近も相変わらず、芥川先輩、芥川先輩と言って龍君のことを追い回しているらしい


樋口ちゃんの目にはまだ光が灯っている


何で、この世界に居るのに樋口ちゃんの目は光に溢れているのだろう、

何故、仲間が死んで泣けるのだろう、


私には、眩し過ぎる、


私も樋口ちゃんは苦手だ、




『じゃあ、人虎の捕獲は頼んだよ』




『作戦の資料は龍君に私て置いたから』




樋「、！ありがとうございます！」




いつまで貴方の目は光を持っていられるかな、

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