ドス君との日常

12話 ページ14

中也side





一服しようと屋上に行くと先客が居た。





まるで天使を連想させるような白い肌、つやのあるストレートな髪、俺よりも少し小さな身長、







Aだった。







太宰には劣るが、そうとうな頭脳、俺とも並ぶ体術の使い手、織田作之助から身につけた、銃のスキル、ポートマフィアに入って僅か3年で幹部に上り詰めた。








まるで、マフィアになるために生まれてきた人間、




Aが立てた作戦には狂いがねぇ



胸糞悪りぃが、太宰にそっくりだ。













『、、、、やっぱり、この異能力は生きにくいなぁ〜って思って、』





いつも、何かを諦めた様に笑う、


















芥川と同じ貧民街出身だけと、こいつは異能力を狙われて誘拐されたらしい。




裏のオークションにかけられた時に、異能でオークションの関係の関係者を皆殺しにした。



そこに、たまたま糞太宰がいてポートマフィアに加入したとか言ってたな、





確か、こいつポートマフィアに入ったの12の頃だったっような。





俺が初めて会った時は、13の時であの頃は太宰治の横をよちよち着いていくような餓鬼だったのに、






こいつが14の時、一夜にして友人だった織田作之助が死んで、坂口安吾が抜けて、太宰が失踪した。




まだ、14歳の餓鬼が一夜で3人の友人を無くして、こいつはどんな気持ちだったんだろう。



きっと、辛くて、悲しくて叫び出したかっただろう。






なのに、こいつは泣かなかった、









こいつの悪いところは、どんなに辛くても我慢し過ぎるところだ








数人しか知らないが、Aの異能力は長い時間、使い続けると、自分の精神が不安定になる。




この前は、気が狂って、笑いながら何度も何度も死体をナイフで刺しまくってた。





俺が、名前を呼ぶまでただ一心不乱に





Aの異能力は強いが、本人の心を不安定にさせる。





それに、誰かが漬け込んだら、、







もしかしたら、そいつにAが依存する可能性だってある。





だから、こいつが異能力を使う大きな任務では、俺か、姐さん、芥川がつくようにしている。




太宰がいた頃は、使っても、なんの問題も無かったのにな、



















糞太宰め、、今度会ったらぶち殺す



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いいですよね、普段は明るい感じなのに、実際くらい過去があるとか言うの、、

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