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空っぽ sh⇔kr ページ22

※忘愛症候群ネタ

WTさんリクエスト
リクエストありがとうございます!

きりやんside


窓から差し込む陽の光で目が覚めた。
窓の外は快晴。
どこからか、小鳥の囀りも聞こえてくる。
...とてもいい朝だと言うのに、俺の心は、何故か曇っていた。

いつもの様に朝食を用意する。
リビングのテーブルの前に座って手を合わせた。

「いただきます。」

静かな部屋に、俺の声が響く。
1人でこれを言うのは、何だか寂しい。
恋人でもいれば、変わるんだろうけど。
まぁ、居ないし、仕方ないか。
...あれ...いなかった...よな...?

心に何かが引っかかる。
起きた時も感じた違和感。
いつも通りの朝の筈なのに、心はどうしてか空っぽだ。
何か大事な物を忘れたみたいな、そんな感じ。
朝食をもぐもぐと咀嚼し、違和感と共に流し込んだ。


「やほー。」

今日は撮影の日だ。
ヘッドセットを付けて、通話に入る。
もう何人かは通話に入っているようで、楽しげに会話をしていた。

nk「あ、きりやん来たね。」
br「ほんとだ〜」
kn「あいつら遅くね?」

先に集まっていた3人が会話を始める。
確かにおせぇな...スマイル。
まぁ、いつもの事か。
なんて考えながら適当に遊んでいると、誰かが通話に入ってきた。

「ごめん、遅れたわ。」

他の奴らよりも一段と低い声。
...俺の聞いたことの無い、誰かの声。
誰、此奴。
困惑する俺を他所に、他の奴らはそいつと楽しげに会話をしていた。

kr「え...誰、この人。」

▽→←▽



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作者名:ローゼ | 作成日時:2019年6月22日 7時

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