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僕の天使 broooock⇔スマイル ページ2

broooockside

※奇病パロ


僕にとって、彼は天使だった。
彼が僕の前に現れて、灰色だった世界に色が灯った。
僕をつまらない日常から救い出してくれた彼は、正しく僕の天使だった。
...だから、彼に綺麗な羽根が生えた時、本当の天使になったんだと、不謹慎にも喜んでしまった。
____
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スマイルごめん、今日行けなくなった

彼から送られてきたラインに書かれていた、そんな1文。
熱でも出したのか、と聞いたけれど、返信は返ってこなかった。
それどころか、既読すらつかない。
本当に熱でも出して、倒れてしまったのかと思って彼の家に向かった。

インターホンを鳴らしても彼は出てこない。
仕方なく、彼から貰った合鍵を使って家の中に入った。
家に入っても、何故か彼の気配を感じない。
少し不気味に思いながらも廊下を歩くと、彼の寝室の近くで、啜り泣く声が聞こえた。

(...泣いてる...?)

何故泣いてるのかは分からない。
でも、泣いているのなら、涙を掬ってあげなくちゃ。
泣いているのなら、傍に居て、彼を抱きしめてあげなくちゃ。
その思いで、寝室の扉を開けた。

部屋の中にいたのは、紛れもなくスマイルだった。
けれど、明らかにおかしい点が1つ。
部屋には、真っ白な羽が舞っていた。
...彼の背中に、大きな天使の羽根が生えていた。
綺麗な、綺麗な、真っ白い天使の羽根。
驚いた表情でこちらを見つめる彼は、この世の者とは思えない程綺麗だった。

「...ぶる、く...なん、で...?」

恐怖と、嬉しさと、動揺が混じった表情で、彼は僕を見つめた。
その声は震えていて、彼の目元は真っ赤に腫れていた。
...きっと、ずっと泣いていたんだろう。
僕に気味悪がられるとでも、思っていたんだろうか。
そうだとしたら、彼は僕を舐めている。
羽根が生えたくらいで、彼を嫌いになるものか。
羽根が生えたくらいで、君から離れる訳ないだろう。

「スマイル、それって...羽根?」

僕がそう聞けば、彼はゆっくりと頷いた。
あぁ、やっぱり羽根だ。
天使に、僕の天使に、羽根が生えた。
綺麗な綺麗な、羽根が生えた。

「_綺麗だね。」

僕が思わず零した、その言葉。
その言葉に、彼は大きく目を見開いた。
気持ち悪いとでも言われると思った?
突き放されるとでも?
...馬鹿じゃないの。
どんな形であれ、スマイルはスマイルだもん。
僕の好きな、スマイルだもん。
...嫌いになる訳、ないじゃないか。

▽→←ご挨拶



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ローゼ(プロフ) - あひろさん» お褒めの言葉ありがとうございます!! (9月21日 1時) (レス) id: f55381ff07 (このIDを非表示/違反報告)
あひろ - 片想いも両想いも、エモエモすぎて感動しました…本当に言葉選びがお上手で…思わず泣いちゃいました() (9月21日 0時) (レス) id: bbc6d491d9 (このIDを非表示/違反報告)
ローゼ(プロフ) - ライクさん» ありがとうございます!w (9月21日 0時) (レス) id: f55381ff07 (このIDを非表示/違反報告)
ライク - ろぉぜさんしゅき… (9月21日 0時) (レス) id: c1d37a3d16 (このIDを非表示/違反報告)
ローゼ(プロフ) - Yuriさん» 楽しんで頂けたようで嬉しいです!あーるの方はもう少しお待ちください...。 (9月18日 20時) (レス) id: f55381ff07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ローゼ | 作成日時:2019年6月22日 7時

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