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「あー、理由？｣
｢知りたいなら、べつに、話してもいいけど」
「でもさ、」
「とりあえず、ちょっと離れよう、」
「そんなに詰め寄られると、ちょっと怖いし、」
竜二『あ、悪ぃ』
俺らは座って、鳴海の話を聞いた
「中学の時、いじめられてたの、｣
悟『なんで？』
篤『おい、悟』
「べつに、大した理由はないよ」
「なんか、クラスの中で付き合ってるカップルがいて、」
「で、まぁ、学年では割と有名なカップルだったんだけど、なんか、ある日さ、彼氏の方に私が呼び出されて、彼女いるくせに私に告白してきて、」
「もちろん断ったけど、なんかその話し広まって彼女まで伝わって、いつの間にか私が悪いみたいになってて、その頃からいじめられるようになった、それがたぶん中２の時」
「黙って気にしなかったら収まるかなって思ってたけど、そんなことは無くて、むしろどんどんエスカレート、机には悪口、自分のものはなくなるし、捨てられてたこともあったし、トイレで水かけられた時もあった、先生も見て見ぬふりだし、それと、親に心配かけたくなかったから私も黙ってたし、」
「仲良くしてたグループの友達にも裏切られて、いじめられて、」
「しまいには、親友にも裏切られた、」
篤『ひでーな、それ、』
篤の言う通りだ、酷すぎるだろ本当に
「まぁ、その子たちも私のこと庇ったらいじめられてただろうし、しょうがないけど」
竜二『でも、お前さ山田兄弟と幼なじみなんだろ？あいつら助けてくれなかったのかよ』
「2人は幼なじみだけど、学区違うから中学が違ったの」
「2人に心配させたくなかったから、私がいじめられてたことなんて言ってない、だから今も2人はそもそも私がそういう目にあってたことは知らない」
「いい人って分かってても、裏切られない保証はないし、」
「最初から期待してなかったら、裏切られることも無いでしょ？」
「だから、友達作るの辞めたの、」
悟『そんなの、虚しすぎるだろ』
「虚しくてもいい、」
竜二『じゃあなんで、幼なじみは信じれるんだよ？所詮他人だろ？』
「お母さん同士が、高校から親友で、2人とは生まれた病院も一緒で生まれた時から知ってるの」
「いつも一緒に遊んでたし、私にとっては、家族同然だから、」
「高校だって、本当は行きたくなかったけど、2人がいるなら、って、この高校選んで、今まで穏便に過ごせてる」
「もう、友達作るのが怖いの、」
「平穏じゃなくなるのが怖い、」
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じゃむ(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年8月15日 13時) (
レス) id: 94f2c65cbd (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！篤くんマジ格好いい！！後道史くん大好きです！！いつも更新されるの楽しみです！！コロナと暑さには気を付けて下さいね！！ (2020年8月12日 15時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃむ
| 作成日時：2020年8月3日 14時
