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side YELLOW
｢…ｺﾞﾎｯ...んん゛っ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...｣
｢しんどいね。早めに病院行こうね｣
体を丸めて咳をする姿が痛々しくて、俺は上着を渡して、リビングの暖房の設定温度を上げた。
最近、秋らしい気候になって肌寒い日が続いていたから、風邪を貰ったんだと思うけど、こんなに酷くなる前に頼ってくれたらよかったのに。
昨日から、なんて言ってるけど、体の調子が悪かったのはもう少し前からだろう。
数日分溜まった台所の食器を洗いながらそう思った。
あの北斗が家事をしてないはずがないから。
洗いたての食器にパパッと作ったお粥を入れている間に、ジェシーが北斗の着替えを済ませてくれていた。
北斗は一人で出来る。なんて言いながら、ジャージのチャックにもたついて、ハァハァと息を切らすから、ジェシーが手伝っていた。
｢ジェシー、これ食べさせてやって。
俺、パパッと部屋片付けちゃうから｣
お粥を運んで、ソファーでブランケットに包まる北斗を横目に、お願いをする。
｢あー、まぁパパッと片付かないと思うけど、ゴミはどうにかした方がいいかも｣
ジェシーが苦笑いしながら言う。
｢え、なに。そんなに酷いの？｣
ジェシーは俺の質問に答えることなく。
｢いただき…ます｣
北斗が俺らの会話を止めた。
｢はーい、どうぞ。
少なめに作ったけど無理しなくていいからね｣
喉が痛くてしんどくたって、ちゃんと手を合わせて言ってくるところは、北斗らしいなと思う。
｢ジェスちゃんがアーンしてあげる｣
｢やだよ笑｣
なんてイチャイチャしてないでさっさと食べろよ。とは突っ込まなかったけど。
｢こりゃ酷いわ｣
もはや呆れた笑いが込み上げた。
寝室も酷く荒れていた。
ここにもカップ麺を食べた形跡やら、コンビニ弁当のゴミ。
それから、袋から乱雑に飛び出した薬たちと水の入ったペットボトル。
脱ぎ捨てた靴下や、抜け殻になったようなジーンズ。ベランダには干しっぱなしの衣服。
�牋貎佑播豕�で生活出来ない��
その言葉の意味をようやく理解した。
たまにお母さんが来ていたのは俺が把握している時で１週間前。
この部屋がこうなるまで、北斗がどれだけ苦しんでいたか、想像するのは容易だった。
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
