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side BLUE
きょもが心配そうに窓の向こうを見つめる。
この距離がもどかしい。
｢…北斗、辛そうだな。｣
俺も頷いた。顔を真っ赤にして、ハァハァという熱そうな息遣いが、ここまで届くかのようだが、俺らは窓ガラスに手を付いて、張り付くしかない。
暫く様子を見て、俺らも雑誌のアンケート書いたりしてたら、モゾモゾと北斗が動き始めた。
もう気が付けば9時前。
｢北斗、北斗、こっちだよ？おはよう｣
コンコン、と窓ガラスを叩くと少しこちらに顔を向けた。
まぁ向こうに声は聞こえないんだけど。
口を大きく開けて伝えたつもりが、北斗は目を擦って、眉に皺を寄せてる。
見えてないかな。と思いつつ、そんな仕草が愛らしくて、俺もきょもも、北斗に手を振る。
身体を起こすのは辛そうだけれど、北斗はこちらからテレビの方に視線を移して、少し表情を和らげる。
それだけでまた、何だか泣いてしまいそうになる。
一つ一つの動作は鈍い。
一生懸命、左手を上げて、ハァハァしながらやっとの様子でナースコールして、ドサッてまた手を下ろす。
隣に居て、代わりにやってあげたいけど、今はこれが彼のためだ。
看護師さんが入ってきて、北斗と何かを喋っている。
北斗は、看護師さんに体を起き上がらせてもらって、自ら酸素マスクを取り外した。
そして、渡されたスポーツドリンクを飲む。
｢…っ、北斗っ！｣
すると途端に咳き込みはじめて、思わず俺は名を呼ぶ。
背中を摩ってもらいながらも、中々、落ち着かない。
｢北斗！北斗！しっかりしろよ北斗！｣
きょもがガンガンと窓を叩く。
願い虚しく、しまいには、また、苦しそうに胃液を吐き出し始めた。
今井先生もやって来て、点滴をいじる。
するとバンッて扉が開かれて、俺らはビクンっと振り返る。
｢……来たよーーーーーーー！
って、え、大丈夫？なに、どうしたの｣
｢しん、たろ、バカ！うるせぇよ！｣
｢ahhahahha〜〜〜(笑)｣
俺が反射的にやってきた慎太郎に突っ込んで、いつもの如くその後ろで大笑いするジェシー。
でも、すぐに二人とも笑うのをやめた。
｢…北斗っ｣
すぐに高地もやって来た。
｢え、え、え！
なになに、どうしたの、あれ大丈夫なの？｣
ジェシーが言う。
すると、スーッと、北斗の体はベッドに傾いて行った。
｢………落ち着いた…のかな｣
意識を失った。というより、眠りについた。という表現が似合うようだった。
皆でそっと胸をなで下ろす。
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あーちゃん(プロフ) - きいなさん» コメントありがとうございます！ご愛読嬉しいです(><)ホントここからは北斗くん苦しめちゃうので、中々更新に悩みがついてきますが、何とか頑張ってみます！気長にお待ちください！ (2019年8月16日 13時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
きいな(プロフ) - 面白い！と言ってはいけない内容な気がしますが、楽しく読ませていただいています。無理のないペースで書き進めてください。楽しみにしてます(^^) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 0c41f161d1 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 梨朝さん» 御返事遅くなりすみません！お待たせしましたが、物語的には新章突入です。SixTONESにとって、北斗くんにとって、ベストな決断であったかどうか。これからその答え合わせです。お楽しみに！ (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
梨朝(プロフ) - ドラマのことを考えて泣いてしまいました…涙 これから北斗くんはどうなってくんでしょう。楽しみにしてます！ (2019年7月31日 0時) (レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - あーちゃんさん» 丁寧なレス、ありがとうございます！完結まで頑張ってください！読んでいきますので！これからの展開、楽しみにしてます！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 0abd04aca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年7月15日 7時
