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〈6〉 ページ6

side RED





「北斗、お前、熱あるだろ。なに、目眩?
救急箱借りてきてるから、測る?」

慎太郎がガチャガチャその中身を探る。



「いや、いい。数字、見たくない」

今度はゆっくり起き上がって、ドサッとさっきの氷が床に落ちた。
北斗はそれを拾いながら、俯いた。



「…自覚はあるんだ。どう?いける?」

「行けるも何も行くしかないじゃん。
コレ、誰かわかんねぇけど、ありがとう」

俺の横を通り過ぎて、立ち上がる北斗。

「行っちゃおーーーー!」

なんてのはスルーされて。

すっかり水になったそれをテーブルに置いて、歩き出す。



「…それ用意したの、きょもだよ〜ニヤニヤ」

「バカっ言わなくていいんだよっ!」

樹と大我がそんなこと言ってると…



_______________ガタッ


「っ、!…ほ、ほくとっ!ホントに大丈夫?」

衣装のかかったハンガーラックに北斗が手をかけて、倒しそうになる。

慎太郎がなんとか支えていたけど、北斗はそのまましゃがみ込んでしまった。




「わりぃ。大丈夫。ちょっとクラっときただけ」

「おい、ちょっとじゃねぇだろ…
なんでもいいから食って、解熱剤飲んどけよ?」

「分かってるよっ」


慎太郎に支えられて立ち上がる北斗。
不機嫌そうにそう答えた。




「ジェス、俺、スタッフさんに一応伝えとくから、お兄やんたちに言っといてくんね?」

ぼそっと、樹に言われて、俺らは先に楽屋を出た。





本番3分前。
円陣を組む時間。


北斗も慎太郎もまだ来ない。


北斗だけだったら誰も何も言わないかもしれない。


「遅いな。大丈夫なの?」

ふっかが俺に聞くけど、俺も大丈夫だとは言いきれない。


「様子見てきます」


なんて歩きだそうとした時。


「なんて顔してんだよ(笑)」


北斗は俺を昔と変わらない無邪気な笑顔で笑った。


隣の慎太郎を見るけど、呆れ顔で苦笑いするだけ。

「行くぞっ!」

抱えた肩は小さいだけでは無くて、少し震えていて、じんわりと熱を持っていた

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あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます!大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい!その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします! (7月8日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています!他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか? (7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします! (7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります!あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます! (7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします! (7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーちゃん | 作成日時:2019年6月30日 21時

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