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side YELLOW
｢どうしたの？何かあった？｣
北斗のお母さんは、慌てた様子で病室に入ってきた。
北斗はホットタオルしてて、点滴されて、しかも俺しかいないわけだし、そりゃそうだ。
｢ちょっと、トイレ行くって起き上がったら、貧血起こしたみたいで。
先生に見てもらったら、栄養剤と解熱剤入れて様子見ようって｣
お母さんが居る間は、割と元気だったから心配みたい。
｢皆は？｣
｢今、滝沢くんと話してます。
明日のこととか、だと思うんですけど。｣
向こうから一切連絡は無いし、俺も心配なんだけど。
北斗のお母さんは、北斗の前髪を掻き分けながら、
｢行かなくて良かったの？
私の事、呼んでくれてよかったのに。ごめんね。｣
そう言って笑う。
北斗と同じアヒル口で、笑った口角はそっくり。
｢僕がここに居たかったんです｣
ずっと隣で見てきた横顔を、もう少し見ていたかった。
｢っ、本当に……病気なのね…｣
北斗の腕を見つめて、そう言うお母さん。
お母さん譲りであろう色白な肌は痛々しい。
｢…北斗って、努力すれば、必ず報われる。壁は乗り越えられるって思ってたタイプだと思うんです。｣
だから努力は怠らないし、どうにもならない事があったら自分の努力が足りないからだって、思ってたタイプ。
｢だけど…最近言ってたんですよ。
晴人という役を通して、壁を回り道しないといけないこともあると気付いたって。｣
本当に、俺は北斗の何を見てきたんだろう。
こんなにずっと隣にいて、たくさんの悔しい思いや、楽しい思い出も共有してきたのに。
｢……私ね。
北斗が出てる雑誌もテレビも、もちろんYouTubeも、ぜんっぶ見てるの。
なのにね、なんにも気づかなかった。
親でも分からないんだもの。当然よ｣
お母さんが寂しそうな目をして俺を見てくる。
｢っ、これからは、ちゃんと、僕らが支えます。｣
｢…ありがとう。よろしくお願いします、っ｣
_______________ﾋﾟｺﾝ
ちょっと泣きそうになっていたら、スマホが鳴って、慌てて開く。
マネージャー
《もうすぐ着きます。》
ひとまずお母さんが戻ってきたことを伝えて、待つことに。
ウィダーインゼリー、買ってきてくれたかな。
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あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます！大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい！その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています！他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか？ (2019年7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります！あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年6月30日 21時
