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side GREEN
｢あんなん言って、大丈夫なの、ジェシー｣
樹が問い詰める。
｢北斗が無理しないように、俺らが見張ってますって話。無理するに決まってんだけどね(笑)｣
ジェシーは簡単に言って笑った。
｢ねぇ。そんなに北斗の病気、良くないの？｣
俺はそんなことより、きょもの言葉が気になった。
｢なんとも…
でも、完全に治すことは出来ない。
上手くカラダと付き合っていかないと。
すぐすぐ命に関わる話じゃない。
でもそれをいいことに、北斗はいっつも無理して。
さっき言ったように、無茶して、症状が重くなると凄く危険なの。
それに…｣
きょもは俯いて、少し言葉を選ぶように、うーんと悩む。
｢今は軽いステージ？らしいんだけど、いつ病状が悪くなるかわからない。
最悪は、白血病に転化するかもしれない。
もし、そうなったら…
俺は…いや、俺でさえ、かな。
それが怖くて怖くて仕方ない。
北斗はこの数ヶ月、その恐怖とずっと1人で戦ってきたんだ。
今回、自分の限界も知っただろうし、悪化したんじゃないかって不安に思ったと思うんだよね｣
きょもは手をグッと握っていた。
震えているのが分かる。
俺は思わず、その手を包むように左手を置いた。
｢気付かなくてごめん。
きょもだって、怖かったよね。｣
｢っ、俺も…早くみんなに相談してたら…
…本当に、ごめん｣
きょもは、言葉を詰まらせながら、頭を下げた。
｢……だから、やりたいって言ってることはなるべくやらせてあげて欲しい。
時間が無いわけではないけど、いつ来るかわからないタイムリミットが迫った時、後悔のないように。
俺らが後悔しないように｣
そう言って、上がった顔はどこか遠くを見つめた笑顔だった。
車が止まった。
｢っ、ごめ、俺、……先、行ってて｣
降りようと準備をする皆に対し、樹はそう言った。
泣いている樹を放っておくのも良くないだろうと思ったけど、そんな樹を元気づけるような余裕も今はまだ俺には無かった。
運転席のマネージャーさんが、気を使って言ってくれる。
｢…疲れてるだろ。
皆も今日はもう帰って、明日に備えた方がいい。｣
幸い、荷物はみんな持っている。
だけど、
｢忘れもん有るから、ちょっと待ってて｣
ジェシーが1人で車を降りた。
しばらく、無言の車内が少し気まずかった。
マネージャーさんのスマホが鳴って
｢ジェシーたち、電車で帰るって。
送ってくよ｣
車は、2人を乗せずに再び発進した。
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あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます！大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい！その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています！他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか？ (2019年7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります！あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年6月30日 21時
