〈25〉 ページ25
side GREEN
静かに頷く滝沢くん。
《明日はどうすんの》
｢いや、俺らが聞きたいっスよ…笑｣
ジェシーが苦笑いしながら応える。
《京本、どう思う？》
｢えっ？俺は…｣
《お前が1番見てきたんだし、病気のこともよく知ってるだろ》
きょもに視線が集まる。
確かに、俺らは、まだまだ北斗にどんな症状があって、その時どんなことをしたらいいかなんて全然分からない。
｢…俺、個人的には、休んで欲しいですけど…
北斗の病気は、貧血だけじゃなくて、感染症も起こすし、それで倒れて、ケガでもしたら血が止まらなくなって、大変なことになるかもしれない。
けど、北斗は聞かないと思います。
今日のドラマの撮影休んだだけでも、褒めなきゃいけないぐらい、仕事に真剣に向き合ってますし、その気持ちは尊重したいとこもあります｣
きょもは震えた声で訴えた。
《分かってるよ。北斗はよくやってる。
で、何かあった時……それで責任取れるの？
座長なんだよ、君たち。
しかも6人だけじゃない。
Snow Manにも、迷惑がかかる。》
｢迷惑はかけません。責任は俺がとります。｣
｢おい、ジェシー…｣
何言ってんのって顔の樹。
ジェシーはそれでも顔色一つ変えなかった。
｢……俺がSixTONESを護ります。
俺らが北斗を支えます。それでいいですよね｣
頼もしい。俺らのシンボリックなエース。
《気持ちは分かった。
1つは公演に穴を開けないこと。
北斗を休ませてでも、誰かが代役をできるようにしておくこと。
2つ目に途中で中止にしないこと。
ステージ上でなにか事故や怪我が起きるなんて言語道断。
北斗自身が平気でも、例えば、昨日…
あの時、ふっかが怪我でもしてたらどうするつもりだった？
みんなで作りあげるものなんだから。
これ以上言わなくても分かるね。
どうしても限界の時は、必ず事前に言ってこい。
�猖姪佑�具合悪いのを隠してて�瓩箸�。
そんなことは言い訳にならないからね。
やるって決めたのはSixTONESなんだから、
今までみたいに、知らなかったじゃ済まされないよ》
｢ありがとうございます｣
反射的にその言葉が出た。
単純に嬉しかった。
また、北斗と舞台を楽しめることが。
《…明日、病院の許可が出たら、それから判断な。
何があってもことが進むように準備しておくから》
そう言って、滝沢くんは一方的に通話を切った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 964人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーちゃん(プロフ) - あぴさん» ありがとうございます！大変嬉しいお言葉ですが、もう既に消してしまってまして...ごめんなさい！その代わりこちらの更新は頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 更新、楽しみにしています！他アカウントで書かれている小説も気になるのですがどこから見れますでしょうか？ (2019年7月8日 19時) (レス) id: 26199fe34b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 紡ぎ糸さん» ありがとうございます。中々辛いシーンが続きますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月2日 22時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 凄く、この続きが気になります！あーちゃんさんのペースでいいので、これからも、頑張ってください。応援してます！ (2019年7月2日 19時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - れく@ きょもほく同盟@まお大好き?さん» ありがとうございます(><)できる範囲でぼちぼちやって行きますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします！ (2019年7月1日 13時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年6月30日 21時
