手前に食わせる飯はあるけども【文スト】

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ぼぼさんという、Twitterでフォローしてくれた方が、夢主さん描いてくださいました！
とてもヤバかったです！
私なんて、ミジンコですよ…
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「可愛い…とても可愛い！こんな方がこの横浜に居たなんて！！」

樋口は先刻から煽て、芥川は寝て、兄貴は相変わらず酒を飲んでいた

取り合えず、だ

「眠い…もう寝たい！！」

とうとう深夜をまわる時間だった

あ…でも、客が来る店は何時もこんなだろうなぁ…

「聞いてます？」

「あ、わり！で？」

樋口はカウンター席をバシバシ叩く

手、痛くねえの？

「こんな女神が幹部のお嫁に行くのかぁって」

「…は？ちょ…は？誤解が…は？幹部って
こんな酒に弱いチビで餓鬼で脳筋野郎がか！？」

「え、はい」

キョトン、と樋口は私を見て少し驚くように

「いーや！無理無理！！絶対無理だね！」

「ぅおーい！酒のおかわりー！」

「アル中で死にそうな帽子野郎だぜ！？」

なんかもう兄貴先刻より大分顔真っ赤になってるし！

「其処まで言うと…なんか可哀そうですね……」

「だろ！？俺は他にも好きな奴いるし！」

「えぇ！？」

其処で目を輝かせ顔を近づける

女子だなぁ…

「誰です！？誰です！？」

「おー？…良いぜ？その代わり、アンタの好きな奴も言うんだな？」

「はい！！」

其処で、兄貴が少し動いた様な気がしたが…

間違いだろ…

「私は隣に居る方です！」

「……」

芥川の方を見つめる樋口、乙女だぁ…うらやま

てか、今寝てて良かったな

「俺はなぁ…お、織田…」

「え？」

「……」

「織田作が、好きだなぁ…」

下を見て、力一杯ズボンを握る

「お…織田作って先刻の…」

「あぁ、先刻のな
織田作之助…強いだろ、彼奴！」

樋口は少し申し訳なさそうな顔をして少しづつ口を開けた

「そ、その…織田…作之助は四年前ｎ」

「四年前マフィアカレー大食い大会で優勝した
おいA、勘定頼む…芥川、起きろ」

真っ赤な顔は何時も通りの健康な顔に戻り、真剣な目で樋口を見る

「お、おう
ええと、兄貴の酒で5000円、樋口のオムレツで420円、合計5420円だ」

「ン」

素直に5420円出して出口に行き、「また来る」と言って一人先に店から出た

「……なんだあの野郎」

「Aさん、美味しかったですまた来ます！」

二人も急いで店から出て行った

何だったんだ？

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