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「ま、まぁ良いや...
其れでよ、生活費が無いんだよ
苦しいから他にもバイトとかなんやらしてんだが、
やっぱこっちが良いんだよ」
「だから、」
「だから?」
Aはここで少し止めた
「だから、何だよ」
「お前の職場の人間にさ、俺のこの店宣伝してくんねえかな?」
Aは可愛らしく、顔の前に手を揃え、目をギュッと瞑って言った
「...別に良いぜ?」
「...ハァ、良かった......」
胸に手を撫で下ろしたA
可愛い......
「前、織田作が宣伝してくれたらしいんだけどよ、
約束忘れて来てくれねえんだよ〜
だから、さ」
「......」
まぁ、確かに、この様子じゃ客は一人も来ないだろう
立原とか呼んでも...
否、彼奴みたいなチャラ男に此奴を渡したくない
「へクショイ!」
「如何した立原」
「風邪か〜?」
「うつさないで」
「うつすか!治すし」
「ウーム」
「悩むことか?」
「よし、条件がある!」
「な...なんだよ条件って...」
「絶対に仕事仲間に言ってやる、だから!」
「だから...なんだよ...面倒なのは嫌だぜ?」
「俺の面倒を出来る限りで良い...頼む!」
「は?意味わかんね」
「だーかーら!
俺の面倒を見てくれ!!」
「...えっと...お前...家は?」
「家は」
俺は忙しいから、あまり家に帰らない、
だから
「売った」
「は?」
住み込みなのだ
「...売った?
家を?」
「拠点に住み込みだからな」
「き...着替えや風呂は?」
「幹部の休憩室」
勿論、葡萄酒も其処にある
「えっと...家が無い...
だから...」
「お願いだ!
養ってくれ!!」
そういった瞬間、
此奴の何時折れそうか分からない足で、
俺を蹴ったぐったのだ
「イッテぇ!!!!!!!!!!!!!!」
「手前馬鹿か!!!!!!!!!!」
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あざみの歌(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!すごい同じ顔文字打ってますねwwコメント、ありがとうございます! (2017年11月20日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ヒロイン、可愛いですね^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - ユユリン×低炎上するかも…さん» ですよね!ありがとうございます! (2017年11月9日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
ユユリン×低炎上するかも…(プロフ) - 面白い。…最新頑張って下さい!(*´ー`*)やはり,中也はイケメンやな (2017年11月9日 22時) (レス) id: 09ad9bf273 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - 姫蛍さん» あーそうですかーはい!其れだけでも嬉しいです! (2017年10月27日 23時) (レス) id: 60a61c15a2 (このIDを非表示/違反報告)
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