幼馴染に愛されすぎた歌姫 2 (ページ11)

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55話ページ11

佐々木side

佐｢宗先ぱ～い♡｣ｷﾞｭｯ

実は私はあんスタが好きすぎて死んだ後神様に頼んでこの世界にトリップさせて貰ったのよ！私の推しは宗くんと紅郎の幼馴染コンビ！！見た目はマド姉みたいな感じにしてもらったし絶対惚れてくれるでしょ！

斎｢僕に触るな不愉快なのだよ！｣

そんな事言っちゃって～本当は照れてるくせに！宗くんはツンデレなの知ってるんだから！

影｢あんたさっきからなんなん？お師さんが嫌がってんねんから離したりや！言っておくけどなぁお師さんに抱きついていいんはあかり姉だけやで！｣

…え？誰よその女、まさか私と同じトリップ者？

佐｢あかり姉？誰ですかその人｣

動揺を隠し宗くんに聞いてみると彼は驚いたような顔をした後頬を染め語りだした。その表情はまさに愛するものを想っているようだったのだ

斎｢なんだと？貴様あかりを知らないのか？ふんっ丁度いい機会だ特別に教えてやろう。あかりはこの世で最も大切な僕の最愛な人なのだ！あぁ最近は貴様のせいで僕のあかりとの時間が全く取れないのだよ！仕事のしないプロデュースなど必要ない、さっさと立ち去りたまえ！｣

佐｢え、ちょっと斎｢二度と手芸部の敷居を跨ぐな！｣っ…｣

一気にまくしたてられ部室から追い出されてしまった…宗くんがだめなら紅郎よ！！

そう思い歩き出すと丁度向こうから紅郎がやってきた

佐｢あ！紅郎先『あ！紅郎！』…は？｣

『紅郎だ～！ギュ～ﾍﾍｯ』ｷﾞｭｯ

鬼｢おう、あかりじゃねぇか。どうした？｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『紅郎がいたから抱きついただけだよ～ﾆｺｯ』

なんなのよあの女…ん？今あかりって言ったよね？てことはあの女が宗くんの想い人？！ていうか私と全然態度が違うんだけど！私が抱きついたら真顔ですぐ引き離すくせにあの女にはめちゃくちゃ優しそうな顔でくっついてるじゃない！！

鬼｢ははっ嬉しいこと言ってくれんじゃねぇか｣ﾁｭｯ

佐｢っ！｣

私の前で紅郎はあの女にキスした…私がいるの気づいてたくせにあえてキスしたわ…

『ん…ちょっと紅郎がっつきすぎ/////』

鬼｢いいじゃねぇか最近してねぇしあかり不足なんだよ俺は、斎宮だってあかりに触れられなくて今頃イライラしてんじゃねぇか？｣

『あ～確かに最近は変なのが来たから二人との時間が減っちゃったね…寂しいよぉ(´･ω･`) ｼｮﾎﾞｰﾝ』

鬼｢悪ぃな…俺だって出来ることならずっとあかりの傍にいてぇよ｣ｷﾞｭｯ

私は居た堪れずその場を去った、そしてあかりという女に憎悪と嫉妬を募らせた

佐｢あの女絶対に許さない…｣