【WT】額縁に白を塗って【軍パロ】

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目が覚めて、用意をする





今日はいつもよりとてもとても肩が重い

理由は自分が1番分かっているのだが





昨日のぶるーく様の出来事を思い出すとまた得体の知れない恐怖に身を包まれる




軽く頭を振って思考を正し、服を着がえる


とりあえずきんとき様の部屋に行って書類を受け取らなければ





髪を結び、扉を開け外に出る



まだ朝早いからか廊下はいやに肌寒くて、それに釣られるように私の心もどんどん落ち込んで行った





￣




部屋につき、扉をノックする



『Aです、書類を受け取りに来ました』






名前と要件を扉の外から伝えると扉ががちゃ、と開いた



kn「おはよう」


『おはようございます』




朝早いのにもう着替えを済ましているきんとき様





専属メイドが居ない割には部屋がとても綺麗なのが少し不思議だ



机の上に珈琲とパソコンがあり、何か作業をしていたと見られる




書類を渡され、ぱらぱらとめくりながら説明を聞く






kn「ここはしなくていいから、ここは全部ボールペンで書いて」


『分かりました』





人通り説明を聞き終え、書類を受け取る



では、と部屋を出ようとするときんとき様に止められた





kn「あ、待って」





嫌な予感しかしない





『はい』





kn「ぶるーくの事許してあげて欲しいな、本人結構気にしてるみたいだし」



思っていたのと違う言葉に固まってしまう





『わ、分かりました』



kn「良かった、じゃあね」




失礼しました、と部屋を出て自室に足を進める






声をかけられた時点で人生終わりかと思ったが大丈夫だったらしい






ぶるーく様にとってあんな些細な事を気にしているのがとても意外だ

気に食わなかったらとりあえず首を切るのかと思った






初めて会ったあの日も確かメイドさんの首を軽々しく切っていた




とりあえず良かったと心底安心し、部屋の扉を開ける



朝ごはんの時間まで書類をしていよう






とういうか、どんな顔でぶるーく様と会ったらいいのか






￣

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