【ヒプノシスマイク】1.社畜の私にはあんたらに構ってる暇はない

入間銃兎生誕 番外編 ページ27

入間銃兎…私の推し……生まれてきてくれてありがとう…入間銃兎(30)の表記になると思うと性癖すぎてしんどい……好き…。

遅刻ごめんなさい！

銃兎と付き合ってる設定です


銃兎side


今日は俺の誕生日という事で、Aが張り切って左馬刻と理鶯を呼んでパーティーをすることになった。

俺はもう三十路、今更祝われても老けていくのを実感するだけで虚しいだけだが、恋人がお祝いすると言った時はこうゆう日も悪くは無いか。と頷いてしまっていた。



『やっほー銃兎さん！』

銃兎｢やっと来ましたか。待ちましたよ｣


『ごめんね！クラッカー買ってた！！』


仕事で少し遅れたAはごそごそと百均で買った大量のクラッカーを見せてくる。

それ俺に言ったらサプライズになんねぇだろ…。
と、Aのあほらしらもいちいち俺の心を鷲掴みにする。



左馬刻｢おせぇぞA｣

『ごめんってー！』


俺の家だと言うのに遠慮なしに机に足を乗せる左馬刻。

『あれ、理鶯さんは？』


｢理鶯は今ケーキを焼いてますが……｣

正直怖くて見れない。
来てすぐにレジ袋を持ってキッチンを借りるから2人は入るなと言われ、一体なんの材料で作られているのは知らない方がマシだと一向に見れないままでいる。


『あっ！私が渡した材料ちゃんと使ってくれてるんだ！』

理鶯｢ああ。折角買ってきてもらったんだから使わない訳にはいかないだろう。｣


…え？

｢そ、そのケーキの材料は誰が？｣

『私ですよ！』

左馬刻｢その上に乗ってる生クリームみたいなやつは何で出来てるんだ？｣


『なにって…売ってた生クリームのやつだけど…』


そろそろと2人でキッチンに入りケーキを見てみると、確かに普通のケーキがある。

はぁ…胃薬は必要なかったか…良かった。


『2人ともどうしたの？』

｢｢いや、なんでもない｣｣



Aは理鶯の手料理を喜んで食べる数少ない一人で、俺がAで唯一理解出来ないことはそれくらいだ。



料理はAが作り、出来上がると共に俺達はワインや日本酒を開ける。

左馬刻｢ってかお前料理出来たんだな｣

『む、馬鹿にしないでよね！』

左馬刻｢へーへー、どんなもんか見てやるよ｣

『ほっぺた落ちても知らないから！』


ふふんと胸を張って威張るAに左馬刻がデコピンする。


｢…チッ｣


胸糞悪い。なにが好きで誕生日に恋人と仲間が楽しそうにしてんのを肴にして飲まなきゃなんねぇんだ。




思っていたより俺はAといる誕生日に浮かれていたらしい。

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