【ヒプノシスマイク】1.社畜の私にはあんたらに構ってる暇はない

11曲目 ページ12

Aside



左馬刻｢泣いて詫びてもらわなきゃ俺の気が済まねぇんだよ｣


『なんであんたの為に泣かなきゃならないのよ。
死んでも詫びない。』

私がそうゆうと目の前の奴の顔が引き攣る。




左馬刻｢そんなに謝りたくないんだったらよ｣


と急に腰に手を回され、抱き抱えられるような体勢になる。



二郎｢っ、殺す｣

一郎｢やめろ二郎！！｣


『なにすんのよ！離して！！』

こいつっ…馬鹿力すぎでしょ…！
ビクともしないで、顔を近くに寄せてくる。

何がしたいんだこいつは！！



左馬刻｢この身体でお詫びしてくれんだろな？｣



『や、め…誰が…んなことするかバーカ！！』

左馬刻｢って！｣


耳元でそう囁かれ、頭に来た私は碧棺の頬にビンタをかまして一瞬の隙をつき逃げる。



『先生ぃいいい！！！』

寂雷｢おっと…山田さん、大丈夫ですか！？｣

『ぅおおおおこわかったぁああ』


この中で1番身長の高いであろう先生の背中に隠れる。

くっそお…普通に私と頭二個分違う……


左馬刻｢てめぇ…俺様が相手してやるって言ってんのに喧嘩売ってんのか？｣


銃兎｢はぁ……強硬手段だ。理鶯。｣

理鶯｢わかった。｣


すると理鶯さんが碧棺のところに向かっていき、後ろから羽交い締めにする。

うっわぁ…痛そう……と思ってみていると、やっぱり痛いみたいで何なら叫んでいる。


銃兎｢A、本当にすまない。
左馬刻のことはちゃんと躾直す。｣

『本気でお願いしますね』

いやほんと、結構真面目に。



仕事帰りでなんでこんな腹立つ奴と喧嘩なんて…まぁ、今はもう大丈夫みたいだけど…

ふぅ、とひと段落つくと、今まで固まって見ていたほかの人達がわらわらと近付いてくる。


待って！？いや怖い！！背の高い奴がわらわらわらわら一斉に来るこの怖さ。誰か分かって。



『えーっと、皆してどうしたの…』


独歩｢いや、どうしたのってお前…｣

俯いて震える独歩さん。お？どうした私が心配で泣いてるのか？？と思い覗き込もうとすると、


独歩｢ったくお前はなんで後先考えないんだ！！馬鹿なのか！？馬鹿なんだな！？｣

『うおっ！？』

勢いよく顔を上げたかと思えば物凄い勢いで怒られる。
心配してたんじゃないのね！！！


一二三｢まぁーまぁ独歩、落ち着けって〜
Aちゃんヤバかったね！｣

『一二三くん久しぶり！
いつも思うけど軽いね…』

こっちはこっちで笑ってるしなんなんだろう…君ら足して２で割ったらちょうどいいと思う。



はぁ…早く一郎達と帰りたい。

12曲目→←10曲目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す